谷 好通コラム

2005年11月09日(水曜日)

1282.東京3日間の出張

東京に来てから2日目、今日も仕事が終わった。
昨日は秋葉原のツインなのにシングル並みの部屋が狭いホテルに泊まって、
午前9時半に新小岩の東京営業所に総武線で行くが、
ちょっと遅刻をした。
新小岩の駅から歩いて5分の距離しかない営業所への道に迷ったのだ。

 

東京で3日間とも仕事があって、
東京に2泊の連泊である。
こんなことは珍しいことだ。

 

東京はだいたい日帰りと相場が決まっていたが、
今回だけは、3日間連続で同じ仕事があって、連泊となった。

 

東京に新しく赴任した鈴置部長が言う。
「東京の仕事の話はスケールの大きさがまったく違う。
仕事が面白くって仕方がありません。」

 

そりゃあ、
東京・関東は日本の経済の3分の1が集中している所である。
いくら中部圏の経済が活発であると言っても、
土台のスケールがまるで違うのだ。
このままで行くと、私も東京に月の何分の一かを居るような事になるかもしれない。
ありがたい事であり、嬉しいことである。
日本で成功するには、東京圏をはずしては考えられないことであり、
それが東京圏が苦手であった我が社の限界でもあった。

 

東京圏の総責任者であった鶴見部長、
今は療養中で一旦はその職を退いてはいるが、彼の功績が大きい事は間違いない。
1年ぐらい前から何か壁を越えたように、今、東京が伸びている。

 

その頃に色々なきっかけがあった。

 

最初は、錦糸町の狭い木材置き場を改造して
営業所とトレセンを作っていたのだが、
1年前ぐらいにはその数倍の大きさのトレセンと営業所を、新小岩に作った。
やはり、このことが大きかったと思っている。
仕事のスケールが入れ物の小ささで限定されるということを、
東京においてはことさらに強く感じていたのだが、
今更ながら、そのことを痛感している。

 

昨日、今日とも、
かなり大きな会社の社長さん達が出席しての研修であったのだが、
これが、去年までの狭い錦糸町の営業所で実現していたかというと、
絶対にあり得なかったことは確かだ。

 

去年から進んでいた今のこの大きなビジネスの話も、
あのタイミングで、この数倍大きなトレーニングセンターにしたことで、
ここまで実現してきたことは間違いない。

 

 

事業とはそういうものなのだろう。
いくらビジネスが進んでも、その入れ物が許容量を満たしていなければ、
その許容量の中で収まってしまうどころか、
ビジネスそのものが消えてなくなってしまうものなのだろう。
特に東京という、
一度ビジネスが進めば、
一気に想像も付かないほどのスケールに
話が進む東京においては、得にそういうものなのだろう。

 

今更ながら、あのタイミングで、
新小岩の今のトレセンを作って良かったとしみじみ思った、

 

ちょうどあの頃、
すばらしい人材にも恵まれた。
それまでの3人体制から、一挙に6人体制にしたのもベストタイミングであった。

 

ここからは、
出来るだけ早く、横浜営業所とトレーニングセンターを開設し、
関東全体で、10人体制ぐらいにまで持っていければ、
もっとすばらしい勢いで伸びて行くのだろうと思っている。
早く実現しなければならない。

 

新任の鈴置部長も東京に慣れて来た頃、彼がその本領を発揮する日も近い。

 

 

今、刈谷の倉庫がキャパシティーの限界を超えている。
本社の事務所もすでに飽和状態だ。
これを何とかしなければならないと、
2年ぐらい前から、一生懸命に物件を探していたのだが、
最近、ようやく何とかなりそうな物件が見つかり契約まで終わった。
1000坪レベルの物件である。
来年の春、引越しをする。

 

倉庫は、この引越しによって広さにおいて2倍程度の容量を持ち、
これを立体化する事によって、3倍程度の容量を持たせることが出来そうだ。
加えて、もっと敷地を広く出来そうな話までが持ち上がってきており、
それが実現すると、広さにおいて3倍程度を確保できそうである。
これを立体化すれば4~5倍のキャパシティーが生まれる。
ラッキーである。

 

本社とトレセンも同時に移転する。
本社事務所は、今の倍程度の広さがあれば充分である。
本社自体はビジネスに直接影響するものではない。
ある意味では、本社にかかる費用とはムダなものでさえある。
何も立派にする必要などまったくない。容量さえ大きくなれば、それでいいのだ。
社長室などもちろん要らない。
今と同じように、みんなと一緒に居られる社長コーナーがあれば充分である。
その方が絶対に楽しくていい。
(ただ、ゆとりある喫煙設備だけは是非欲しいが。)

 

問題はトレーニングセンターである。
これは、是非、広さを拡大すると共に、設備を充実させたい。
日本国中の人に、正しい技術をマスターしてもらうのに、
優れた環境を持った十二分な設備を充実させたい。
加えて、絶対に欲しいのが宿泊設備である。
研修生がわざわざ愛知県まで来て、余分な宿泊費を費やさなくてもいいように、
研修生用の宿泊設備があったら、
どんなにいいだろうか。
これは必ず実現する。

 

去年より数倍に広くなった東京営業所・レーニングセンターにて、
今日の研修を見ながら、
今度の本社の引越が、会社全体にとって、
今後の、すごく大きな可能性を切り開く突端になるかもしれないことを、
ひしひしと実感したのであった。

 

 

 

研修が終わってしばらくした頃、
我が息子・北斗が50ccのバイクに乗ってやってきた。
ホームページの大改造について話をしに来たのだ。
彼のすみかの中野からこの新小岩までどれくらいの距離あるのか解らないが、
かなり遠いには違いない。
それをバイクで、しかも薄手のジャケット姿やってきた彼に、
「寒かっただろう。」と聴くと、
「ぜんぜん寒くないよ。
バイクのほうが渋滞があっても平気だし、本当に寒くないし、ぜんぜん平気だよ。」
と、平然とした顔をしていた。
・・・私は彼の神経を、・・・理解できない。

 

しかも、トレセンの快洗Jr.?で、そのバイクを洗い始めた。
「ひっさし振りに洗ってやるんだ。気持ちいい~」
ますます解らない我が愛すべき息子である。

 

 

一緒に東京に来ている山迫君と、鈴置部長を誘って、
北斗との食事に付き合ってもらった。

 

 

私と北斗は、顔も似ているといわれるが、
体型がそっくりになってきたのは、本当にやめて欲しい。
二人並んで座ると、席がびっしりになってしまうのだ。

 

 

今日、驚いたこと。
あの痩せの山迫が、とんでもない大喰らいであったこと。

 

今回の研修先の会社の方がおごってくれた東京弁当。
ウィンナが東京タワーの形になっていて、
かまぼこと玉子焼きが浅草の羽子板。
ゆで卵が東京ドームであるらしい。
そして、レンコンの周りにデンブがあるのが、墨田川に花火というのだ。

 

 

この面白い弁当は、量もたっぷりあって、
私も全部食べるには少し苦労をしたのだが、
“山迫”は!
「お弁当余っているらしいですから」と、
弁当を2つも!ぺロッと平らげてしまった。

 

 

その上、
みんなで行った今夜のイタリアンレストランでは、
みんなでパスタを6人前と、ピザを6枚くらいと、他にもサラダや何やかやと注文して、
そのかなりの分を山迫が食べて、
最後に、デザートを自分の分をしっかり食べた上に、
私の分も半分食べて、やっと御満悦のようであった。
安いイタ飯屋で本当に助かった。

 

山迫の大喰らいに、以後、要注意である。

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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