谷好通コラム

2005年12月22日(木曜日)

1311.大雪に出戻り一人

昼過ぎから雪が降り始めた。
寒くはあったが、それほど特別な寒さとは思わなかったし、
この雪が積もる気配はあまり感じなかった。
私たちの事務所は全面禁煙になっていて、
タバコは、倉庫の扉の横で吸う事になっている。

雪が横殴りに降り始めても、
そのタバコの場所で、事務員さんが一服するだけの余裕はあった。

それでも、地面が白くなってきた頃、少し心配にはなってきた。

トレーニングセンターの中では、
待望のVP‐33がドイツから航空便で到着して、
早速、日本車のブラック、ホワイト、ドイツ車のブラックへとテストが始まった。
トレーニングセンターには強力なエアコンが入っているので、
それほどは寒くないのだが、
外気の寒さでエアコンが時折止まる、
VP‐33は、とうとうここまで来たかと思う最終バージョン。
思いっきりの期待と、気合が入る。

夕方になって、パートさんが帰る時間になってきた。
我が社では、
社員、役員、アルバイトさん、パートさんに関わらず、
家族の小学生以下の子供さんにクリスマスプレゼントを用意する。
会社が始まって以来の習慣なので、もう20年以上も続いているのだ。

年末の繁忙期、荷物がいっぱいあるのだが、
雪で交通がマヒしてきているため、宅配便の集荷が来ない事になった。
帰り路につくパートさんの車、ワイパーのヒューズ切れの修理をみんなでして、
見送る。

雪はどんどん降りつづいて、
もう10cm以上、20cm以上にも降ったかもしれない。

雪が横殴りに降り始めても、
そのタバコの場所で、事務員さんが一服するだけの余裕はあった。

それでも、地面が白くなってきた頃、少し心配にはなってきた。

雪はどんどん降りつづいて、
もう10cm以上、20cm以上にも降ったかもしれない。

会社の前の道路は、車がギッシリと大渋滞である。
雪が降ると渋滞になるのは、
ほんのちょっとの上り坂で、
アクセルを開けすぎ、車を横向きにしてしまうァホがいるからだ。
この動かない車の列の中に入っていく気にはなれない。
午後8時。

腹が減った。
どうせ動かないなら、みんなで飯を食おう、飲もうとなって、
目の前にある台湾料理屋に飲みに行った。
管理の池本部長も行くかと思ったら、知らぬ間にいなくなっていた。
空腹に耐えかねて、先走って帰ったらしい。
それでも集まったのは全部で10人。
ミニ遭難である。

そういえば、空腹に耐えかねて先に帰ったはずの池本部長は、
ホンの300M先の松坂町に交差点にたどり着くのに1時間かかったと、
家に帰りつくのを断念して会社に帰って来たらしい、
が、会社に帰って来ても誰もいない。
そりゃ、みんな台湾料理屋で盛り上がっていたのだから居るわけがない。
みんなが盛り上がって約1時間、途中からやってきた池本部長は出戻りであった。

ほぼラーメン屋に近い台湾料理屋さんで、
北京ダックのような北京ダックを食べたり、何でもかんでも食べて、飲んで
午後10時すぎ。
「10時になったら道も空くから」なんて解ったようなことを言ったが、
状況はまったく変わらなかった。

ただ今夜11時半過ぎ。
いまだ前の道路は、大渋滞。
渋滞の中、家に帰るのに懲りた池本部長は2階の会議室に泊まるつもり。
先程、上がって行った。

私は、もうすぐこれを書き終わるので帰ろうと思っている。
でも、ひょっとしたら私も出戻りになるかもしれない。