2006年01月07日(土曜日)
1323.食わずに力は出ん
私はが減ると冷静さを失うほど空腹が苦手だ。
朝飯を食べない若者が多いが、とんでもない話、
信じられないことだ。
朝は空腹のカタマリであって、
休みであっても朝遅くまで寝ていられないのは、
腹が減って寝ていられないからだ。
前夜にどんなに食べても、
どんなに遅くまで食べていても、
朝は、空腹のかたまりになっているのが当然なのだ。
飯は食わなきゃ力が出ない。
腹が減っては、いい仕事は出来ない。
朝は食欲が出ないとか、そんなひ弱なことを言っているようでは、
そんな男はろくなものではないのである。
今日は新年の全体会議。
今年1年の活動の指針を全員と確認し合う会議だ。
年末から正月にかけて精魂こめてまとめ上げた指針は、
昨年中にすでに長い月日をかけて準備をしてきた事と物を、
今の状況を見極めた企画の中に組み込んだものだ。
前日の部長会議での長い議論の末に、幹部のコンセンサスを得ている。
2時間かけて、気合を込め、全員に話す。
各部所長からも、自らの指針を表してもらって昼。
みんなで一緒に弁当を食べる。
地元の中華料理屋・香楽から取った特上弁当だ。
かなりボリュームのある弁当で、でも美味いので、残さず食べた。
腹いっぱいになって、満足。
しかし、この男達を見よ。
1,100円、中華の香楽からとった特上弁当の2つめを食おうとしているのだ。
本社営業部の若手、熊沢と青山。
飯をしっかり食う男は、いい仕事をするものだ。
今年はこの二人いい仕事をしてくれるのかもしれない。
年末の31日、
近く床屋さんに朝早くの予約を入れて、頭を刈ってもらった。
快洗隊の予約制を持ち出すまでもなく、
こんな時、予約は大変便利なもので、
予約無しで順番待ちをしている客を横目に見て、
店に入ってすぐに床屋の椅子に導かれるのは優越感すら感じる。
新年は、自分に気合を入れるためにも頭は短くなければならない。
それにしても、短くしてくれたものだ。
気合が入る。
正月の4日、上海から頼さんに来てもらった。
大切な話をするためだ。
4日の誰もいない本社で、酒部部長と頼さんと私、三人で話し合いをした後、
新しい岡崎店に案内する。
夜の岡崎店はある種の迫力を感じさせてくれた。
気合が入る。
今日の朝、
地面にうっすらと雪がかぶっていた。
会議は真剣勝負である。
全国で活躍する力あるスタッフが総勢41名との真剣勝負である。
昨日の部長会議に続いての全体会議は、最大の集中力を持って当たる。
のんびりしているようで、結構真剣なのだ。
あ~、くたびれた。
帰りの道はシートの中でちょっとぐったりとなる。
札幌に帰って行った二人のスタッフが、
千歳空港が吹雪いていて飛行機が降りられない可能性が高いと聞いて、
心配になる。
あ~腹が減った。
飯を食わねばならない。
腹が減っては力が入らないのだ。
飯を食わない男はいい仕事が出来ないのである。
今日もまた、いっぱい飯を食わなくてはならないのだ。
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2006年01月07日(土曜日)
1321.果てしなく降る雪
今日は正月の全体会議。
残念ながら、?快洗隊のスタッフは土曜日なので集まることは出来ないが
ほぼすべてのアイ・タック技研?のスタッフが一堂に集まる。
しかし、外を見ると雪が降っていて薄っすら積もっていて、
朝のニュースを見ていると、
東海地方は雪が夕方まで降りそうだと言っている。
普段、雪が降らないこの地では、
ちょっと雪が積もると交通機関がズタズタになり、
道路も大渋滞になることがある。
こんな日に、たくさんのスタッフが集まってくるのは、ちょっと不安である。
今年は、異常に多くの雪が降っている。
滅多に雪が降らない東海地方ですらこんな有様だから、
雪国での大雪は人の生命にすら深刻な影響を与える大災害となっているのだろう。
富山に住む娘を想うと気が重い。
少し山あいにある北神戸店などは、昨年12月、三分の一の日が雪であったらしい。
「北神戸店は山岳地方ですね。」とマネージャーへのメールに書いたら、
「山岳地方の神戸店より」と返信して来た。
ここまで寒いと、「地球温暖化」を忘れてしまいそうだが、
それは逆であって、
地球温暖化による異常気象が、
この寒さと大雪を招いているらしい。
どんどん地球が狂ってきていて、
原因は間違いなく人間であり、人間の「豊かさ」が地球を壊しつつある。
それでも、より豊かさを人間は求め続け、
地球を壊すスピードのアクセルを踏み続ける。
こう言うと、私だけ豊かを求めず、
地球破壊を食い止める努力をしているように聞こえるが、もちろんそんなことはない。
寒い朝、目一杯ファンヒーターをかけて、
大気中に二酸化炭素を振り撒き、暖かい部屋でこれを書いているし、
仕事でどこかに出かけるのでも、
できるだけ寒い思いをせずに済む車で行こうとする。
豊かさは、一度手に入れると、
このままでは地球が壊れていくことをよく知っていても、
私を含めて誰も手放そうとはしない。
いけないと思っていても、
自分一人が何をしても大勢にはまったく影響はないので、
一人一人のすべての人が、
そのいけないことを決してやめようとはしない。
やがては、地球が壊れてしまい、
人類を含めたすべての生き物が絶滅する方向にまっしぐらであったとしても、
私を含めて誰もそこまでを考えようとはしない。
環境破壊のことを問題にする時、
よく、「このまま続くと2050年には、海面が・・・cm上昇し、・・・」と、
直近の2050年程度を持ち出すだけで、
100年後、500年後、1000年後という、
地球レベルで言えば、ホンの短い時間の未来のことすら考えない。
「このままでいくと○○年後に人類が絶滅します。」とか
「50%CO2排出を節減しても、人類絶滅が○○年延びるだけの効果しかない。」とか、
このままいくと
確実に人類が絶滅することを前提とした問題意識を持たなくてはならないのだろう。
と、こんなことを書きながら、
相変わらずファンヒーターは
大量の二酸化炭素を排出しながら、ゴーゴーと燃え、
暖かい部屋で私はこれを書いている。
私を含めて、人間は目先のことしか考える能力しかないのか。
悪いと思っていても、自己を否定できない愚かな生き物なのか。
自己否定こそ進化の原点なのだが、
これが一番難しいことのようだ。
私を含めて。
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