2006年03月18日(土曜日)
1367.帰りも成田周りで
昨日、ロスから帰って来た。
時差があって帰って来てから猛烈に眠くなって、昨日はバタンキューで寝てしまった。
今日は今日で、海外出張の翌日の毎度で、
山ほどの仕事がたまっていて、私も、一緒に行った専務も、
夜まで仕事につかりきった。
だから、昨日の飛行機の中で書いた話を、今日載せます。
(帰りの飛行機の中ではインターネットは繋がらなかったのです)
大韓航空のKE002便で日本に向かっている。
16日の午前10時半にロスを発って、11時間以上かかって飛ぶのだ。
成田からロスへの往きは9時間弱で飛んだが、
その逆は11時間以上かかる。
地球の一万メートル上空には、いつも西から東への強い風が吹いている。
これを偏西風とか、ジェットストリームという。
それは、地球が西から東に向かって自転しているため、
大気も地球の自転に伴って回っていて、
しかし地球との摩擦で、大気が地球の自転に100%は着いて行くことが出来ず、
ほんの少しだけ地球に大気が遅れるので、
偏西風が出来るのだというが、あまりピンとこない。(間違っているかもしれない。)
偏西風は時速200kmもあるという。
いずれにしても、西風が上空に強く吹いているので、
西から東に飛行機が飛ぶ時、追い風になってスピードアップするが、
東から西へ飛ぶ時は逆に向かい風となって、飛行機はスピードダウンとなって、
ロスからの帰りは往きに比べて2時間以上も遅くなるのだ。
私はアメリカに行く時は必ず大韓航空(KAL)に乗ってロスに行き、
そこから、国内便に乗ってあちらこちらに行く事になる。
なぜKALのロス便に乗るか、
安いからである。
トニーがアメリカから「呼び寄せチケット」という方法でチケット取ると、
普通の料金よりもかなり安くなる。
ビジネスクラスで、往復20万円を切ることすらある。
大体が2000ドルちょっと、つまり24万円ぐらいなのだ。
圧倒的に安いので、もっぱらこの方法でアメリカに行く事にしている。
もっと安いか、あるいは同等のチケットが手に入るのならば、
中部空港からの直行便が一番ありがたい。
名古屋から成田空港へは片道5時間くらいを見る必要があり、
往復10時間もの無駄で、
交通費も、往復4万円は見なければならない。
どうでしょうか、
今の成田⇔ロスがビジネス24万円で、
10時間の無駄と約4万円の余分な交通費を考えれば、
中部空港⇔ロスが30万円だったら大喜びで買うし、35万円でも大いに検討である。
航空運賃の仕組みは、私には全く理解できない。
私たちビジネスマンが乗ったらものすごく高いJALとかANAに
団体さんがよく乗っているようなのだ。
帰りのロス空港でのチェックインカウンターで、
7組もの修学旅行の学生の群れを見た。
すべてJALとANAのカウンターの前に並ぶ。
こやつらは我々の憧れの的であって値段がすごく高いJAL。ANAに乗るのだ。
一体この団体はいくらで日本⇔アメリカのチケットを買っているのだろうか。
私だってすべての乗組員が日本語で通じるJALとかANAに乗りたいと思う。
でも、団体ばかりを優遇する日本の馬鹿な旅行代理店と航空会社の仕組みが、
私たちビジネスマンは、
中部空港からロスへの直行便の無い
KALとかの外国の航空会社に乗らざるを得ない状況を作っている。
大韓航空の客室乗務員さんたちは勤勉で親切であり、
機材もよく手入れされていて申し分ない。
しかし、私も日本人、やっぱり日本の飛行機に乗りたいと思うし、
成田周りはやっぱり疲れる。
日本の航空会社は、
空気を運ぶよりもマシだからと、
破格の値段で営業してくる団体さんばっかり取って、
コンスタントに乗って、着実な運賃を払うビジネスマンをどう獲得するかを考えないと、
いつまでも泥沼からは出て来れない。
一昨日、ロスからラスベガスへ向かう機中から、
ロスの空港を発って、まもなく雪を被った山を越す。
長大なロッキー山脈の一部であり、ロス市民のスキーのメッカだという。
やがて、延々と西部劇に出で来るような荒野が続き、
そのところどころが灌漑されて、大きな円形の畑を形づくっていた。
ラスベガスは周囲を山に囲まれている盆地のような地形をしている。
その壁の一部分。
赤い壁が急速に侵食された様子を想像させる。
ラスベガスはかなり広くて大きな街だ。
一戸建ての住宅が見渡す限り広がっている。
全部ホテルの従業員とかレストランのスタッフとか、ラスベガスで働いている人たち。
その中のホンの一部の地域に、カジノを擁する巨大ホテル群が集まる。
街の利益は、すべてのこのホテルのカジノから生み出されるのか。
飛行機の窓から、食い入るように下界の景色を見る都築君。
夏涼しくて、冬は暖かい、
ロサンジェルスはとっても気候が良くって、空気もきれいな、とてもいい街です。
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