谷好通コラム

2006年04月07日(金曜日)

一昨日の夜、仕事が終わってから福岡に飛ぶ。
春の上空は大気が安定していなくて、なかなか激しく揺れた。

遅くに博多に着いて、
腹ペコで中州入り口にある餃子専門店・旭軒に行く。
ここの餃子は本当にうまい。
ここの餃子を食べ始めると他に何も食べたくなくなって、
ただひたすら餃子だけを食べる。
この時も、焼餃子5人前と水餃子2人前を平らげた。

翌日はゆっくりと起きて、朝九時にホテルのすぐ近くの仕事先に歩いていく。
お供は福岡営業所の中西所長だ。
朝一番の仕事では、九州の大好きな人に会って、
次に久留米市にある新しい福岡トレーニングセンター兼営業所に行く。
工事中のトレセンは明るくって、とても良い施設になりそうだ。

ここから熊本の天草に一直線。
九州道の松橋(まつばせ)インターを降りて約20km、
不知火の海岸線沿いに西進、交通量も少なく、国立公園のど真ん中。
のどかな田舎道が続く。
と突然、街になって、上天草市に入った。

天草の大山田にアイビー石油さんの新しいスタンドがオープンしたのだ。
営業中のスタンドを引き継いでのオープンで、
アイビー石油五軒目の店である。

店長はなんと馬場社長。

前戦を退いて何年たつのだろうか、
久々の現役復帰であるが、一体どういう意味を持って自ら店長をやるのか、
本人に聞いてみると、「ちょっと太りすぎたので、ダイエットです。」と言う。
たしかに現役の時に比べたらかなり太って入る。
彼も酒豪は有名で、毎日あれだけ飲んだら太っても来るのだろう。

しかし、「ダイエット・・・・」と言うのは、もちろん冗談である。
色々と考えがあっての行動なのだろうと思う。

直接お客様に接する現場は、
あらゆる意味において商売の原点であり、すべての源泉である。
それは現役を離れて10年も経った私の今でも持っている実感である。
アイ・タック技研も、快洗隊という商売の最前線があって初めて成り立っている。
それは疑いのないことだ。

馬場社長は、何かを感じて現場に復帰したのであろう。
半年の期限付きと言っていたが、一度現場を離れた身にとって半年は充分に長い。
彼が何を考えたのか、私にはとうとう分からなかったが、
気持ちは分かるような気がする。

久しぶりにユニフォームを着た馬場社長は心底楽しそうであった。

親分が自ら店長として真剣勝負をする店のオープンとあって、
白藤SSの中村店長。
松橋SSの吉川店長。
那珂川SSの倉岡店長。
空港前SSの榎木店長。
アイビー石油のとびっきりの店長軍が勢ぞろいでお手伝いに来ていた。

天草から熊本市内に戻って、
市販第一号の快洗Wingが取り付けられるアイビー石油・白藤SSに寄る。
快洗Wingを取り付けるための土台を造るための打ち合わせだ。
ゴールデンウィーク前に、
アイビー石油一号店であるこの白藤SSが快洗隊になるのである。

そのあと、もう一軒の快洗Wing取り付け店に寄って、
やはり据え付け土台作りの打ち合わせだ。
ここではとっても面白いことがあった。
ここにも九州の大好きな人たちがいる。

大急ぎで飛行場に走り、
名古屋行きの最終の飛行機に乗って帰る。
福岡に来た時と同じように、飛行機は、春の不規則な大気に激しく揺れた。

名古屋に帰って今日。
朝近くの桜がやっと満開であった。
春になったのに寒波が来てなかなか開かなかった桜が、
やっと名古屋でも咲いた。

それにしても、一日中会議続きの今日は体の芯から疲れた。
頭の中で何かが膨張して、中から圧迫している。