谷 好通コラム

2006年07月19日(水曜日)

1438.言うばかりの先生

今、東京からの帰り、新幹線の中だ。
今日の提案会では自らを反省させられたことが多かった。

 

一番の反省点は自分が現場から遠ざかっている事実だ。
現場に出ている若い子たちの現状を知らなさ過ぎるし、
それでいいと思っている責任者の認識の甘さを知らなさ過ぎた。
というよりも、それでいいと思わせていた私達経営者たちの
仕事に対する姿勢が甘かった。
何よりも、そんな経営者達を育てている私自身の能力の無さが許せない。

 

すべての意味で、今日の提案会は散々であった。

 

三度目の提案会ともなると、ちょっとした気の緩みであろう。
最初の私の話は、まとまりのない意味のよく解らない話であったし、
そのあとの実演も、ツマズキばかりで大失敗の連続であった。

 

何より事前の準備が足りなかった。
確認すべきを確認していなかった。
最初のツマズキがあってからも、気の引き締めが無かった。
“慣れ”が、事態を舐めさせる事になったことは間違いない。

 

そして、
我れらがスタッフの技術が、あれほどまでに低いとは知らなかった。
言うだけで技術の伴わないエセ先生たち。
その事に危機感も持たず、
それが恥ずかしいと認識できない所まで成り下がった企業風土があり、
それが間違いである事に気が付かなかった経営者としての私の愚かさがそこにあった。

 

技術もないくせに、
人にものを教えるということが、どんなに恥ずかしいことであるかも知らず、
そのくせ練習もせず、
パソコンを覗いていることが仕事だと勘違いしている破廉恥。
この会社は、どこか間違っている。
その間違いは、何はともあれ自分自身が作り出した産物であることを
痛烈に我が身に感じる。

 

現場にすべての真実がある。
そのことを、今一度強烈に思い出すべきである。
谷好通、この勘違い男の性根を叩き直さなくてはならない。
さもなくば、この会社の未来は無い。
痛烈に反省する。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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