2007年02月01日(木曜日)

1565.分相応か、無謀か

「日本に新しい洗車文化を」というのが、我が社のスローガンである。

 

これは、
ただの景気付けのためのスローガンではなく、
「大切な車だからこそプロに任せる洗車文化」を本気で
日本に根付かせようという意味である。

 

私自身、ガソリンスタンドに勤め始めてから
今まで何十年も洗車に関わってきた者として、
車をきれいにする仕事を、プライドを持てる価値ある仕事にしたいと、
心から思って、それを目指している。

 

こんな大それた事を目指すとは、
分相応を忘れた無謀な考えなのだろうか？

 

客観的に見て、私と仲間たちにそのような力が“今あるか”と言えば、
「ない」と私自身も思う。
しかし、目的を真剣に考え、
その方向に進み続けるうちに、その行動と経験によって
「力」というものは自分達の身に着いていくものであり、
「力」とはそういうものであると思う。

 

「力」とは、何事においても
やる事によってのみ着いて行くものであって、
最初からあるものではないと思う。
行動とは、「力」があるから起こすものではなく、
行動を起こし、行動を続けることによって初めて力は着いていくものだと思う。

 

そういう意味で、
私たちが考えている「日本に新しい洗車文化を」とは、
それに向けて前に進む行動を続けていくことによって、
それを実現すべく力が着いて行くのであって、
今、無くても、
必ずその力が着いていく事によって、実現できるものと信じる。

 

失敗も敗北も、それが前に進むべき行動で起きた結果であるとするならば、
そのすべてが「力」となって、
我が身に蓄積され、大きな力となって行く事に違いない。

 

今日は富士山の手前まで新幹線で行った。
カメラで写せない角度であったが、
この目では明確にくっきりとした富士山を見た。
その山体に真っ白な雪をたたえ、夕日に少しピンクがかった富士山が、
くっきりと見えた。
今日の達成できなかった事の悔しさが、
はっきりと自分の力になったことを、くっきりとした富士山が証明してくれた。
そんな気がした。

 

明日は、四国、伊予三島である。
今日のことをエネルギーに、明日はまた頑張ろうと思う。

 

※越すに越されぬ大井川

 

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