2007年07月05日(木曜日)
1670.十分に元気で幸せ
予定が空いているはずの今日、
空いているからと次から次へと用件を入れていったので、
結局、ギッシリの日になってしまった。
ありがたいというか、疲れるというか、毎日が飽きる事のない楽しい人生である。
毎日が忙しいと出来ないことがある。
嘘をつくことだ。
これだけギッシリと違う用件が詰まると、
違う用件と対するたびに頭のチャンネルを換えなくてはならず、
その用件に対してどのような対応をして、どのような結論を出したのかは
ほとんど憶えていない。
だから、そのたびに誰かその用件を担っているスタッフに、
その過程と、結論を伝え、その先どのように対応していくのかを指示することになる。
相手に対して失礼にならないように、
用件がキチンと前に進むようにその都度、確実に指示を与えていかないと、
せっかくいただいた話に対して勿体ことになる。
そんな時間の流れ方の中で、
何かも拍子に嘘をついてしまうと、そのつじつまを合わせるために
その百倍の嘘をつかなくてはならなくなり、
それを支えるだけの記憶力を、私が持っているはずもないので、
当たり前の結末として、嘘がばれ、ボロが出てしまい、信用を失うこと必須なのだ。
そう思うと、忙しい人間ほど嘘をつく事が出来ないということになるのかもしれない。
そう考えると、暇な人間ほど嘘をつく余裕があって、
いつの間にか自分にすら嘘をつく人間になっていることもある。
暇であることは、ろくなことはない。
暇が充分あること、つまり余裕が人間を豊かにするというとも言うが、
私にはそうは思えない。
余暇が人生を豊かにするともいうが、
余暇は自分のためにだけあり、自分のための行為は自分を豊かにする事はない。
忙しい事が、人間が一番正直になる秘訣なのかもしれない。
忙しい事が、自分を豊かにする一番の手段だと思う。
そういう意味で、
今日の私は最高に幸せであった。
昨日と、一昨日と、そのずっと前も、きっとこのずっと先も、
多分、自分は幸せであるように、今日も元気で、幸せであった。
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