2007年08月22日(水曜日)
1715.泣き言をいくつか
昨日の夜眠れなかった。
夜12時前に布団に入って、
いつものスタイルになって眠ろうとするが、眠れない。
眠れないときのパターンはいつも決まっていて、
次の日の朝一番で、遅れてはならない用件があり、
それが大切な用件であるから、頭をすっきりとさせておかなくてはならないと思い、
つまり、睡眠時間を十分にとっておく必要があって、「眠らなくては。」と思った時。
頑張れば頑張るほど眠れなくなってしまう。
眠りは“落ちていく”ものであって、
自分の意思で入っていくものではない。
「眠ろう。」という努力が全く反対の効果を出してしまう。
「眠らなくてはならない。」と努力すると「眠れない。」
逆に、車を運転しているときなど、
「眠ってはいけない時」こそ、「眠くってしょうがない。」
睡眠とは全く始末が悪い代物なので、
自分の意思とは反対の結果が出てしまうのだ。
自分の意思とは逆の現象が出るもの。
その2
血圧である。
私は検診のたびの血圧が75~130前後で正常値である。
血圧に注意するように言われたことはまずない。
ところが、レース前のメディカルチェックになると、
とんでもない数字か出るのだ。
前回の富士戦では90~180などという、信じられないような数字だった。
その前のもてぎ戦でも上が160ぐらいあった。
メディカルチェックの合格点は、上が150未満なので、
「谷さん、ちょっと高いですね~。少しベッドで横になって休んでみてください。」となる。
それでベッドで横になっていると、
だんだん下がってきて、結局合格になるのだが、
毎回、ハラハラなのである。
こんな風になったのは、
3年前の十勝24時間耐久レースに出たときからだ。
十勝24時間耐久は、日本でも唯一の本格的な24時間レース。
日本の著名なレーサーがすべて出場していると言っても過言ではない。
それで、メディカルチェックは出場選手がいっぺんに受けるので、
まわりには超有名選手がゴロゴロしている。
そんな中で私は舞い上がってしまったのか、ドキドキになってしまい、
血圧で引っかかってしまった。
超一流の選手だらけの中で、
私のようなオッサンが「血圧が高いですね~」とやられたので、
余計にドキドキになってしまい。
ベッドに寝かされて、しばらく経ってからしかレース出場の許可が出なかった。
あれから、レースの前のメディカルチェックがトラウマのようになってしまい、
毎回、毎回、「血圧が高いですね~、ベッドでちょっと休みましょうか。」が続いた。
普段は、本当に上が130しかないのに、
何で、レース前のメディカルチェックだけ上がってしまうのか。
自分でも、メディカルセンターまで歩かないように車で送ってもらったり、
「落ち着け、落ち着け、俺は血圧は正常なんだから、上がるわけないんだから。」
と、自分に言い聞かせ、
血圧が上がらないように気をつけているのだが、
そんな努力をすればするだけ、ダメなようで、
先回の富士戦では、とうとう、
自分自身も聞いたことがないような「180」というばかげた数字になってしまった。
そのくせ、富士戦の事故のあと。
救急車でメディカルセンターに連れて行かれてすぐ血圧を測られた時、
ドキドキしているようなつもりであったのに、
「75~135」と、いつもの血圧でしかなかった。
全く、血圧と言うものは、自分の意思とは反対の結果が出てしまうところなど、
睡眠と同じようなところがある。
自分の意思どおりにならない。
その3
世の会社の社長など経営者や部下を持っている人が必ず思っていること。
決して自分の思い通りにはならない“人の気持ち”。
私がまだサラリーマンをやっているころ、
もし自分が会社の社長になったら、
部下は社長の言うことを何でも言うことを聞くものだと錯覚を持っていたが、
とんでもなかった。
何かを言えば、「ハイ。」とは言うが、
やさしく指示したことでも、
実行に移す人間は半分もいないし、
実行されることも半分だ。
実行しないのならば、「ハイ。」などと言わず、「私の考えは違います。」と、
私ときっちり議論すればいいのに、
ただ「ハイ。」と言って、やっぱり実行しない。
そこで強く言うと、瞬間的に被害者的な防衛線を張って心を閉ざす。
やさしく言えば、また「ハイ。」である。
一応社長の立場である私でもそう思うのだから、
世の上司さんたちは、余計にそう思うことが多いのかもしれない。
人の心とは、自分の思い通りには行かないものの典型であろう。
それでいい。とも思うし、クソッタレとも思う。
今日は、睡眠不足なので、ここまで書いてもう眠くてたまらなくなっている。
素直に眠気にまかせて、眠りに落ちよう。
今は“熊谷”のホテルの一室。
明日また高温の日本新記録樹立なんてことにならなければいいが。
おやすみなさい。
出してはいけないかもしれないが、
眠気にまかせて、極秘写真を一発。
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