2007年11月01日(木曜日)
1766.「マシュケナダ」に心が躍る
北海道・札幌に店舗を出すのには、
何かと多くのコストがかかるのは、悩みの種だ。
特に飛行機代がガツンと効く。
中部空港と千歳空港の往復で特割1を使って片道30,600円、
特割7でもやっと27,400円
観光が盛んな時期は「特割り」もなくなって、
片道34.400円で、往復で68,800円はきつい。
東京・羽田空港からだと千歳便は割引き航空券がいっぱいあって、
ANA・JALでも時間帯によっては片道14,900円、
スカイマークエアラインなどで特割10などを使うと12,000円、10,500円など、
ずいぶん安いチケットが買える。
東京から往復21,000円で札幌に行ければ、
それは東京から新幹線で名古屋に行くのと何も変わらない交通費なのだ。
東京羽田発でも、ズボラをしてANA・JALに通常運賃で乗れば往復61,600円で
しかもたった1時間余の飛行にスーパーシートにでも乗れば往復71,600円になるが、
さすが東京と言うか、東京・羽田発の千歳行きは、スーパーシートから埋まる。
私たちはそんなバカな出張をすることはないが、
名古屋からの場合では、
いくら工夫をしても、
繁忙期には70,000円近くかかってしまう。
いずれにしても、競争原理が働かない名古屋⇔千歳の航空運賃は異常に高いのだ。
それに増して思うのが、
北海道は物価が安くても土地については私たち愛知とそんなに変わらないし、
建物の建設費はとんでもなく高い印象がある。
積雪があるとか、地盤が弱いとか、保温材を多く使わなければと言うが、
それにしても、かなり高過ぎると言う印象はぬぐえない。
私は愛知とか関西、関東で店舗を建設することは、
もう十数軒やってきているが、
北海道の建設費が高いことには驚かされる。
しかし今回の快洗隊・札幌店は、
札幌営業所・トレセンとして使っている月20万円の賃借り倉庫を改造し、
快洗隊としても併用できるようにするので、借地料の追加はゼロであって、
しかも、改造工事をエムズの西岡さんが家族づきあいをしている方にやってもらうので、
貧乏症の私たちの感覚でも「ありがたい」と感じる費用で収まることになっている。
札幌はもうすっかり秋である。
この時期を逃すと、来春まで工事が出来なくなる。
急がなくては。
商売は、初期投資が後々まで大きく響く。
新しい店舗を作るときには、つい、あれも欲しい、これも欲しいと、
欲張ってしまうのが常であるが、
本当に必要なものは、最低限の装備で店舗を開いて見て初めて分かるものであって、
最初から、あれが要るのではないか、
これが要るのではないかと先走って投資するものではない。
どうしても足りないと思う事があれば、後で足せばいいのであって、
最初から余計なものを作ってしまったら、後でキャンセルすることは出来ないのだから。
そんなことをよく理解していただいているのが、
福井のデザイナー「プロデュース」の今井さん。
実に安い材料で、うまく質感のある店舗をデザインしてくれるのだ。
今回、札幌まで強行軍で付き合っていただいた。
千歳から帰りの空港はガラガラであった。
観光客が主な千歳空港は、平日はあまり混まない。
こういうところは北海道の苦しいところでもある。
今のお昼、工事中の刈谷店に寄った。
今日は雨で工事は休んでいたが、新しい刈谷店の外枠が出来ていた。
私は今日、休暇の日である。
このところずっと土日も続いて潰れていたので、
(と言っても、レースもあったので仕事ばかりではないが。)
サイボウズの予定に、適当にこの日を「休暇」と入れておいたら、
やさしい皆さんは、強引にこの日に仕事を入れて来ることはなかった。
ありがたいことであるので、
午後から3時間だけコソッと事務所で仕事をしただけで、
本当に休暇の日にしてしまったのだ。
で、夜、超久しぶりに、覚王山の「スターアイズ」にJAZZを聞きに行ったのだ。
今はたまたま「ふじこ・へミング」のショパンにしびれているが、
もともとはJAZZ大好き人間。
スターアイズの今日のライブは「板谷薫」であった。
「マシュケナダ」の強いリズムに心が躍った。
一昨日のコラムで「もったいなくて休んでなんかいられない。」と書いたが、
いいJAZZなんかを聞くと、
やっぱりこんな時間も欲しいかなとも思った。
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