谷 好通コラム

2008年03月02日(日曜日)

1859.いっしょにやること

何を一緒にやるかといえば、まず心を一緒にすることか。
心を一緒にするには、一緒の所で、一緒に行動をすることか。
一緒に行動しもて、自分が出来ることと、人が出来ることは違うから、
自分と、人は、出来る結果は違う。
それは自分と人は同一ではないのだから当然のことであるが、
一緒の目標について、心を一緒に持っているから、
一緒の目標に向かっているという意味で、
同じ行動を取っていることになる。

 

人はそれぞれの価値観を持っているから、それぞれの目的を持っていて、
それぞれのやり方があるのだろうが、
一人で出来る事の範囲は、たかが知れている。
だから、みんなで力を合わせるのだが、
力を合わせて何かを実現するには、みんなで共有すべき一つの目標が必要だ。
何となく力を合わせていても、何となくであって、バラバラな動きとなって、
何も実現をすることは出来ない。
みんなの力を合わせ最大の成果を出すためには、
一人一人が出せる最大の力を一点に集めることが必要であり、
その一点のことを「目標」と言い、ビジネスの上では「予算」と言う。

 

目標とは、みんながその一点に向かって力を合わせることによって、
それぞれが持っている力の合計で最大の効果を出すための指針である。

 

だから、目標とは、誰かのためにあるのではなく、
それぞれのみんなのためにある。
目標を達成するために存在する指導者は、
だから、目標を達成するための行動と一致しなければならないのだ。
そしてそれが、それぞれみんなの行動の範となり、原動力とならなければならない。

 

「目標」とか「予算」とは、実は「目的」である数字ではないのだ。
誰か個人のためにあるものでもない。
もちろん指導者のためにあるものでもない。
それぞれの人の中に持っている価値観から出来ている「目的」のためにある。
だから「目標」は、みんなで共有できるものであって、
だから「目標」を達成した時は、みんなで喜び合うことが出来るものなのだ。

 

もしその目標が誰かのためだけにあったのなら、
その目標が達成されても、その誰かが喜ぶだけで、みんなで喜べるものでない。
みんな、そんな目標は達成しようとは思わないだろうから、
目標としての役目を持つことはない。

 

目標とは、
みんながみんなの持っているそれぞれの目的を実現するために、
みんなの力を合わせて大きな力にするために共有する一つの指針。
だから、それを達成した時、みんなで喜ぶことが出来る。

 

そして、大切なのは、共有した目標が達成されることによって、
それぞれに持っている目的が違ったとしても、
その目的が持っている価値が、みんなに共有されるような目的に昇華した時だ。

 

 

二月が終わった。
我らが快洗隊も、それぞれにドラマを持って終わったようだ。
予算に対してみんなが力を合わせた跡が手に取るように見える数字。

 

予算に対してギリギリ1,424円オーバーの甚目寺店。この達成は執念ともいえる。
一番高い予算370万円を達成して、
なおかつ4,500円/人・時間を作り出した圧倒的な刈谷店。
比較的高い予算を124%の一番高い達成率で実現した東海店。しかも前年対比155%だ。
1週間の工事休業の末にギリギリで予算を達成し、来月からの可能性を見出した北神戸店。
貫禄の5ヶ月連続達成した知立店。もはや知立店を止めるものはいないか。
東海、甚目寺、安城の柴田グループの中心である安城も堂々の達成である。
苦しかったのは岡崎、鳴海、大須の結城グループ。
しかし、一時期大きく落ち込んだ鳴海店は前年対比95.9%まで持ち返し、
前年大きく伸びた岡崎店は、ちょっとだけ踊り場か、大須店は心機一転である。
福山の新涯店はオオッて感じの達成である。
神奈川の相模原店、前半の絶望的な悪天候連続での50%から何とか78%まで持ち上げた。
千葉の松戸店は予算達成。リズムをつかんだようだ。
五香店は昨年までの不調が嘘のように前年比150%を連続し圧倒的予算達成。
豪雪に見舞われた札幌店は、洗車・コーティングも頑張ったが、いくらなんでも、
となっても、雪が降ったら板金が絶好調と絶妙な補完関係で250万円アップの予算達成。
板金の藤井さんは徹夜をも辞さずの奮闘で、奇跡の予算達成。

 

私はこの数字をじっと見ていて、それぞれの数字の持っているみんなの気持ちと
その意味を思うと、泣けてきてしまった。
もちろん、みんな一人一人の力で快洗隊運営部全体の予算達成である。

 

Posted   パーマリンク

ページのトップへ ページのトップへ

  • 最近の記事

  • プロフィール

    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

  • カレンダー

    2008年3月
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031  
  • リンク集

  • 過去の記事

  • RSS1.0

    [Login]

    (C) KeePer Giken. All rights reserved.