谷好通コラム

2008年08月07日(木曜日)

1988.「やめたこと」オムニバス

昨日は朝から快洗隊の店長会議。
夕方それが終わってから病院に行ってそれから東京に向かおうと思っていた。
しかし名古屋駅でびっくり、駅構内が人で溢れかえっていたのだ。
大阪・京都間が集中豪雨に見舞われ、新幹線に1時間以上の遅れが出ているそうだ。
それで、”みどりの窓口”には数十メートルの列が出来、
切符を買うだけで1時間以上かかりそうだったので、
急遽、東京行きをやめた。
次の朝、約束の時間が早めだったので前日に東京に行っておこうと思っただけで
昨日の内に東京に入っておかなければならない特別な理由はない。
というわけで、
今、朝7時09分名古屋発の新幹線で東京へ向かっている。

昨日は、その日の内に東京に行くのをやめた。
ここしばらく、私の決断に「やめる」「しない」という類の判断が多くなった。

今週、週末の「ゴルフGTIカップレース」の出場をやめた。
土壇場に近い時期の出場取りやめは、ご迷惑をおかけすることもあったかもしれないが、
「やめるべき」と考え、やめた。

レースで言えば、
今年はレースへのスポンサードもやめており、
スーパー耐久の田中さんのチームとの関わりも途絶えている。
今年も、一昨年からのポルシェで出ているらしいが、
サーキットに一度も行っていないので実物を見た事がないし、
その写真を見た事もない。
インターネットでその姿を探しては見るのだが、なかなか写真がないのだ。
今思うと、低い露出度に大きなお金を使っていたのかもしれない。
スーパー耐久シリーズへのスポンサードは、これでやめた。

私のへっぽこレース活動も、今年で終わるだろう。
自分がレースに出て、
どれくらいの速さでどう走って、
どんなレースでどれくらいのポジションになるのか、走る前から想像でき、
いい意味でも悪い意味でも、ドラマが無くなった。
ドラマチックでない遊びはつまらないもので、やる意欲がどうしても出てこない。
レースに行けば会いたい人に会う事も出来、話も出来るし、
それは楽しいのだが、
詰まったスケジュールを押しのけ、行かねばならない所に行くのをやめてまで出る意欲を、レース自体に、感じなくなってしまったのだ。

レースは出場することもスポンサードすることも今年はもうない。
来年からはアマチュアが集まってゴチャゴチャに走る走行会みたいなレース、
あるいは何か走ってみないと結果がわからないような本当にゲームみたいなレースに、
一度出てみたいなと思う。
かつてのMINEジュニア耐久のような、まったく本格的でもないのに、
出ている人はけっこう真剣に走っているようなまったくの遊びのレースに。

何についても、
あまり肩肘の張ったようなことはやめようと思っている。
株式の上場計画も、2008年を最終期にしたIPOを考えていたが、
最近の新興市場の荒れ具合を考えると、あと三年は伸ばした方がいいと考えた。
今期と来期、快洗隊の新規オープンと、KeePreのTVCMに関わる仕事に全力を尽くし、
もっともっと力を着けた状態でのIPOを計画する。
少なくともあと三年間は上場はしない。

「去る者は追わず、来る者は拒まず。」
非常に残念な形で会社を去る人もいる。
何も言わず、突然消えて、そのままいなくなってしまうのは、残念だ。
しかし、もう考えるのをやめた。
去る者は追わず。
気を向けることも、心配することもすべてやめる。気にしない。

今日から募集広告をWeb募集サイトに入れた。
そうしたら、なんと1日目の夕方までだけで約20名からの応募があった。
あと何日かで何人の応募があるのだろうか。楽しみである。
来る者拒まず。
新しい人と全国で会いに行く。きっとまた素敵な新しい出会いがあるに違いない。

昨日の夕方、病院に行ってきた。
20年ぶりの風邪を見てもらうためだ。
しかし、先生は「あーっこれは風邪じゃないね。アレルギー性鼻炎だ。」と言う。
アレルギー性鼻炎とは早い話が「花粉症の一種」で、
新しいエアコンが勝手にやる空気清浄のフィルターに溜まった物に反応しているらしい。
最近のエアコンにアレルギーを起こしている人がたくさんいると先生は言っていた。
新しい電気製品の「自動的に」と言うおせっかいには、
他の事でもいい加減に頭に来ている。

いずれにしても、私の場合、また、風邪ではなかった。
タバコはどうしているって?
とりあえず、途中で何本か吸っただけで
三日間、タバコをまともには吸っていない。
タバコがまずいのだ。
先生が出してくれた「アレルギー性鼻炎」の薬は、要するに花粉症の薬らしく、
飲むと、ハナタレはピタッと直るのだが、
頭が重くて、眠たくなって、思考能力が明らかに落ちている。
ボォーーーっとした感じなのだ。

鼻水は止まったが、鼻は詰まっているので、口で息をせざるを得ず、
なんとも苦しい感じがする。

私は花粉症になった事が無かったので、
「花粉症って言ったって、死ぬわけじゃないし、我慢するしかないよねー」
ぐらいしか言わなかったが、
これで、花粉症の人の苦しみがやっと分かった。
これはこれで収穫である。

薬のせいなのかタバコがまずい。
薬が効いていると、飲んでいなかった時に比べればうんと楽になったので、
早速タバコをくわえて火を着けてみるのだが、
やっぱりまずい。
だから、ひょっとすると、私は本当にタバコをやめてしまうかもしれない。
ひょっとしたらではあるが。
あるいは、やめるのをやめるかもしれない。

昨日の店長会議では大須店の土井店長が議論を引き下がらず、伯仲する。