谷 好通コラム

2008年09月14日(日曜日)

2016.今日の教訓 3つ

今日は朝から思ったように事が進まない。

 

踏み切りのある道と、
それを迂回するちょっと遠回りの道。
迷ったあげくに、
踏切のある道を行くと、
ちょうど私の目の前で遮断機が下りた。
ちょうど12時。

 

たまたまその踏み切りは
名鉄電車の特急も止まる駅の脇にあったので、
電車が停止寸前のスピードで入ってきて、
反対側からは駅から出てきてばかりの電車が、
ゆっくりと踏み切りを通っていく。
それが何回かあって、多分、迂回する道を行った時間の5倍はかかった。

 

目的のショッピングセンターの駐車上に入って、
止めたC階からは店内に入れず、
駐車場の端っこにある専用のエレベーターに乗ってA階に行き、
そこから地階の店内に入り、また反対側の店内エレベーターで2階に上がる。
そこで我慢に我慢を重ねたトイレに行ってから、
目的の旅行代理店のカウンターに行く。

 

カウンターの若い女性係員さんは可愛い人であった。
「明日の航空券を下さい。15日、ANA○○便と、同日のANA○○○便です。」
そう言った。

 

・・・・・
明日、どうしても福岡に行かねばならない用件が突然出来て、
明日のスケジュールをすべて変更して福岡に日帰りをする。
福岡での滞在時間は3時間半である。
それで、航空券を取らなくてはならないのだが、
今日は日曜日なので事務所のサメちゃんがいない。
いつも彼女に飛行機に乗る日と便名をメールで送ると、
すべてを手配してくれるが、
今日はそれが出来ないので、
試しに自分でインターネット予約をやってみたが、さっぱり解らない。
で、何年か前までやっていたように
電話で予約を試みたが、
予約NAVIとか何とかいうコンピューターの声に従ってボタンを押す形になっていて、
私はそれかすごく苦手なので、あきらめた。
あらゆるものがデジタル化されて、
実は、アナログ人間の私は大変不自由をしているのだ。

 

そこで思い立ったのがJRの「みどりの窓口」で買う方法。
近くのJRの駅に行ったら、何故かずらっと人が並んでいて、
「やーめた。」とやめた。

 

そして「旅行代理店」に行くことにしたのだ。
かえって多少時間がかかるかも知れないが、私は行列が大嫌いなのでしかたない。

 

というような訳で、
先の旅行代理店のカウンターにたどり着いたのだ。

 

「明日の航空券を下さい。15日、ANA○○便と、同日のANA○○○便を身割です。」
『はい、わかりました(メモを取りながら)。では少々お待ちください。』
・・・10分。
『はい、空き席がありましたので、手続きさせていただきます。』
・・・空席なんか調べてきているから、便名を指定してるのに。
・・・それに空席確認だけで10分かかったの? 俺でも2分でやれるけど・・・
『では、こちらの用紙に申込書を書いてください。』
・・・申込書?って、えっ? と思いつつ、
生まれて初めて航空券の申込書を書く。
『はい、では身障手帳をコピーさせていただきますので、お借りします。』
5分。・・・・
と手帳を返してくれて、そのままパソコンに向かう。
10分。・・・
『お席は窓側か通路側、どちらにされますか?』
「あー、窓側でお願いします。」
『はい、わかりました。(ニコッ)』
10分・・・・
『あ、すいません。席を取ったのですが、エラーになっちゃいまして。(困った顔)』
「ぐっっ、・・ああいいですよ。明日自分で席取りますから。大丈夫です。」
『すいません。当日、空港で自動機でも席が取れますから。』
「はい、だいじょうぶですっ。」
5分・・・
『ではこちらが、チケットに”なります”。全部で32,900円に”なります”。』
「このカードでお願いします。」
『すいませーん、こちら現金だけに”なって”いまして。』
「えーー、だってここ○○○なんでしょ。」
『はい、○○○の営業所だったらカード使えるんですが、ここは提携店ですので、・・』
「・・わかりました。じゃ、現金で・・、領収書もらいます。」
10分・・・・・・・
『はい、ではこちらが領収書に”なります”。』
領収書の名前は「谷 好道」(私は谷 好”通” である)になっていた。
もちろん、
私は、名前が違うとは言わなかった。また10分かかるに決まっているから。

 

そして、もちろん、一度も怒鳴らなかった。
私はもう怒鳴らないことに決めたのだ。(その子が可愛かったからではない)

 

12時に踏み切りの前で止められて、
中部⇔福岡の航空券を持って外へ出たのは1時半。
こんなことなら、中部空港まで走っていってANAのカウンターに行った方が早かった。

 

腹ペコで昼飯を食べて、
4日間もサボってしまった「キーパーPROShop通信」を書き始めたら、
急に腹が立ってきた。

 

なんで、俺ばっか書かなければならないんだ。
急にそう思えてきたのだ。
そして、「なんで、ProSHOP通信に関係ある君らは書かんのかね。」と
18フォントのでかい文字でメールを送った。

 

午前中に三軒の快洗隊を回って、その途中で明日の福岡の件を聞いて、
鳴海店でスケジュールの調整をし、
空席を調べて、飛行機の便名を決めて、JRの駅に行き、あきらめて、
その上で、あの開かずの踏切からの1時間半が始まった。
それでもごはんを美味しく食べて、
通信を書くためにパソコンを叩いていたら、急に疲労感と孤独感がやってきて、
みんなに「手前らも書けよ。」になってしまったのだ。

 

しばらく、興味もないテレビを見て、
ちょっとだけ寝て、晩御飯を美味しく食べて、
やっと落ち着き、さっきの乱暴なメールの言い訳を書いて、
そしてこれを書く気になった。

 

今日の教訓。
?「航空券は必ずサメちゃんに頼むこと。」
?「無理して我慢をしないこと。我慢を体に溜めないこと。」
?「メールで怒鳴ると、声で怒鳴るよりたちが悪いので14フォント以上を使わないこと。」

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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