2009年01月11日(日曜日)
2110.真ん中においておくべきもの
私が独立したのはもう23年も前、
あれから何度も世の中が不景気と言われたことがあった。
最大はバブル崩壊だったが、あれは何年前のことだったのだろうか?
憶えていないのである。
というより「分からなかった」と言った方が正解なのだ。
株が暴落したのは
株を持っていた人には深刻であったろうが
株を持っていない人には関係なかったように
私ももともと1株も持っていなかったので、
どこか知らない世界の出来事のように無関係であった。
しかし世の中の土地が暴落したのは、
その前に、あの頃の2軒目の店舗用にと132坪の土地を買ったばかりであったし、
自宅の土地も買ったばかりであったので少なからずショックであったが、
その代わり、前の自宅の土地をバブルショック前の値段で売ったのだから、
差し引き、あまり損をした勘定にはならなかった。
いずれにしても、
自宅も店舗も売るために買ったのではないので、
何も損をしたわけではなかった。
店舗に来られるお客さんが減るわけでもなく、
デレビのニュースでは、
バブル崩壊で倒産する会社が続出し、
世の中が転覆するような勢いであったが、
少なくとも普段の生活には、まったく変化がなかった。
それを感じることさえなかった。
しかし、私が鈍かっただけであり、ビジネスが微小であったからなのかもしれないが。
今回のアメリカのサブプライム問題に端を発した金融ショックは、
100年に一度の大恐慌となる世界的な危機と言われるが、
最近では、テレビが国民の不安を無用に煽り立てるのは良くないと
「100年に一度の」という言葉を使わないように自粛しているらしい。
マスコミは、
宿命的にセンセーショナルをいつも求めている存在なので、
ある時はオーバーデコレーションされたセンセーショナルに、パニックになるのは、
女性週刊誌の正義ぶった無礼な皇室ネタを本気にするようなもので、
なんの意味もない。
何が言いたいのかというと、
悲観的になるべきではない。ということと、
自分を見失っていけない。ということ。
世の中が不景気の方向であろうと、何であろうと、
時代が進んでいき、変化していくことは止められないことであって、
世の中の勢いがあろうとなかろうと、
時代に遅れ不要となって滅んでいくものは必ずあり、
新たに必要とされて栄えていくものもある。
忘れてはいけないことは、
自らがいつも世の中に必要とされる存在であろうとする姿勢だ。
自分のやっていること、自分が販売しているものが、
世の中に必要とされている事であり、物であり、付加価値であれば
世の中の勢いがどうであろうと、
その必要の度合いに応じて必ず需要はあるし、付加価値が生じる。
ビジネスを展開する者として、
そのことをしっかりとビジネスの真ん中に置いておくべきだと思う。
夕方、東海店に顔を出したら
いつものように何台かの車が洗われ、
クリスタルキーパーを施工していた。
カメラを向けたのを見つけて、
笑顔を返してくれた伊藤チーフ。
東海店から知多半島道路の大府インターに向かう途中に
何軒かのカーディーラーさんがあって、どこの店も何人かのお客さんが
新車を買おうと一生懸命セールスマンと交渉をしていた。
特にこのホンダのディーラーさんには、
商談テーブルが足りなくなるのではと思うくらいお客さんがいた。
新車は、ほんとに売れていないのかな?
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