谷 好通コラム

2009年02月03日(火曜日)

2127.ひさびさの登場は「水タレ」だった

開発部として活躍していた森君が、
経営企画部として久しぶりに晴れ舞台に登場した。

 

昨年11月中旬からのCMは、23日間の短期集中投下型で東海四県に放映したが、
キーパーコーティングは“物”の販売ではなく、
コーティングという施行サービスを提供するものなので、
短期集中投下型では、サービスを短期に集中して提供できず、
費用対効果としては十分ではなかった。
そこで、6ヶ月単位での長期で、それもテレビ番組の提供という形で、
じっくりと放映していくことにした訳です。

 

短期集中型TVCM投下では名前を憶えてもらうことが、
目的であるところの効果なので、
15秒間に「キーパー」の言葉を7回、文字を5回も登場させたが、
その中には、キーパーコーティングの施工を受けることによって
視聴者にとってのメリット、消費者メリットが何なのかまでは表現できなかった。

 

長期で放映される今度のCMでは、
キーパーコーティングの信頼性を表現し、伝えるのが目的になるので、
コスト高になるのをあえて承知で、30秒CMとし、
オリバー カーンの力強さと信頼感に加えて、
車の「艶」がすごく良くなり、
車のキレイさが長持ちするという消費者メリットをきちんと表現することにした。

 

その場面は多分4秒程度のものだが、
今日一日かけてじっくりと撮影したのだ。
場所は、我々のアイ・タック技研本社に作られている「中央トレーニングセンター」。
研修の車が全部で11台入るスペースに、暗幕を張り巡らして
臨時の「水が使えるスタジオ(滅多にない)」を造り撮影された。

 

今日の主役は「車」と「艶」と「撥水」であったが、
それを表現するために約15名の専門スタッフが総動員だ。

 

その中で、撮影のための車造りと、艶造り、水はじき造りの主役だったのが、
開発部の増田君と、企画部の森君。
森君はしばらく開発関連の仕事から離れていたが、
大切な撮影のために、久々に呼び出しがかかり出番となった。

 

 

※暗幕がかなり張られ、トレーニングセンターが「スタジオ」に化けつつある。

 

 

化け物のようにでかい照明の筒。
照明の道具はこれだけではなく、いくつもの照明でまるでマジックのようであった。

 

 

準備を進めている間は、照明さん以外はほとんど手持ちぶさただ。

 

 

緊張の撮影が順調に進む。

 

 

相変わらず出番のない私は、ちょいとポテトチップスをつまみ食い。
(誰だ、こんな写真を、しかも私のカメラで撮ったのは)

 

 

艶(つや)を撮る場面では、ほんのちょっとのホコリが落ちて来ても撮影を中断して、
森君と増田君の登場となる。

 

 

「水はじき」の場面では、大変苦労した。
このように水をかけたあと、何が起こるか、CMが出来上がるまでお楽しみに。
水をかけているのは、森君だ。

 

 

テレビのCMで「手」だけ出るタレントを「手タレ」と言うそうだが、
この場面で、森君は水を巧みに掛ける役であったので、さしずめ「水タレ」であったのだ。

 

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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