2009年11月12日(木曜日)
2349.相互コミュニケーション
このところ快洗隊ブログと
インスト日記の更新が激しい。
特に快洗隊ブログは一日に20回近く更新されている。
インスト日記の更新も以前のことを思えばものすごく増えた。
私も一生懸命書いているが、夜飲んでしまうと中々書けず、
ひと月に20~25回ぐらいが精一杯。
他の更新が乏しかった以前は、
アクセス数も私のブログがもっとも多かったが、
快洗隊ブログの更新が目立つようになった数ヶ月前に軽く快洗隊ブログに追い越され、
今では私の三倍以上のアクセス数になっていて月間10万アクセスに近くなっている。
ページビューでいえば三十万を越えるのだ。
ホームページにおいては“更新こそ”アクセス数増加の最大のポイントだそうだ。
その意味では、快洗隊スタッフ全員vs私一人に勝ち目はない。
ありがたいことであり、大変嬉しいことである。
インターネットはものすごくたくさんの数の人と
一度にコミュニケーションできる媒体だ。
費用もほとんど要らない。
インターネットがコミュニケーションの革命と呼ばれる所以だ。
しかし、インターネットでのコミュケーションは一方向になりがちで、
何らかの情報をインターネット上に発信しても、
それに対する反応がないと、続けて情報を発信する意欲がなくなってしまう。
私も約10年前に初めてアイ・タック技研のホームページを立ち上げた時、
「プレシデントコラム はじめの一歩」というコーナーを作って、
今で言うところのブログを書き始めた頃、
日に150前後のアクセスはいただいたものの、
書いたことに対する反応は会社の内輪からたまにあっただけで、ほとんどなかった。
とにかく100話までは、毎日、必ず更新しようと自分で決めたことが、
書くことに対するモチベーションになっていただけだった。
それが、日が経つにつれて、
いろいろな人から「プレコラ読んでいますよ。」と言われ、
新しくお会いした人からも「プレコラ」についての話題をいただくようになってから、
ずっと一生懸命にならなくても書けるようになった。
逆に、多くの人に読んでいただいている事が大きなモチベーションになってきた。
コミュニケーションとは、一方通行では決して続かない。
何かを話し、書き、それに対して反論であったり、共感であったり、意見をいただくと、
初めてその人とのコミュニケーションが成立して、
コミュニケーションが継続し、
そこから何かが生まれ出てくる。
特にインターネットにおいては相手が見えないので、
反応がないと、
どんな人が、どんな気持ちで
こちらからの発信を受け取っているかまったく分からない。
暗闇に向かって一方的に話をしているような孤独感がある。
一生懸命に大声で話かけても暗闇からは何の反応もない。シーンとしているだけ。
暗闇の中に何人いるのかはアクセス解析で分かるが、
その人たちがどんな人なのか、
どんな表情をしているのか、どう思っているのか、
何も分からないまま暗闇に向かって話し続けるのは非常につらい事だ。
快洗隊ブログも、インスト日記も、
なかなか投稿がなかった頃は、そんな感じではなかったのか。
10年前の私がそうであったように。
しかし、快洗隊ブログを実際に読んだお客様が
自分の店舗にご来店いただいたり、お電話をいただいたりすると、
俄然それが変わってくる。
自分からの発信にお客様が「来店する」と言う反応をしていただいて、
店頭で実際にお客様のお顔を見ながらお話をすると、
インターネットで発信することが「コミュニケーション」である事を実感する。
孤独感が吹っ飛ぶ一瞬だ。
そういうことがあると、
ブログへ投稿するモチベーションが大きくなって、
更新する数が増加するに従って、反応もより多くなる。
これでインターネットでのコミュニケーションが有効に成立した事になる。
キーパープロショップのホームページkeepre.co.jpのフォトログへの投稿が、
ひと月1,000通をはるかにオーバーしてきて、
フォトログへ掲載する担当のWeb課の谷課長が嬉しい悲鳴をあげている。
みんながその効果を実感しはじめ、
投稿への意欲が強まってきたのだろう。
それに呼応して、
keepre.co.jpや、kaisentai.comを見に来ていただいた人も、
載っている情報の多さと、
情報が激しく更新されている事に好感と信頼を持たれて、
「問い合わせ」「来店」などの反応がより大きく多くなってきているのだろう。
このところ、インターネットでのコミュニケーションの量が目覚ましく増えている。
しかし、それもキーパープロショップに登録し
インターネット上の店舗検索に載っている店舗でも、
コミュニケーションの効果を上げている店舗はまだそれほど多くはない。
keepre.co.jpやkaisentai.comのフォトログに多くの投稿している店舗、
店舗紹介の情報が充実している店舗にその効果は集中している。
店舗検索に店舗名など最小限の情報を乗せているだけで
フォトログにも投稿せず、店舗情報を更新することもない店舗は、
「インターネットからの反応なんてない。」と言う。
だからなおさらフォトログに投稿する気にもならないし、自分の店舗情報も更新しない。
残念ながらインターネットでは、
多く情報を発信し、常に更新している店舗にしか反応しない。
一日に10,000以上見に来てくれるkeepre.co.jpでも、
見に来た人は「良さそうな店」を探すので、
良さそうなのかどうなのかが分からない店舗、
つまり情報が少ない店舗にはほとんど来ない。
また、インターネットで見に来てくれた人に親切な店舗、
つまり新しい情報を常に更新している店舗に人気が集中する。
だから、インターネットからの来店がまったくない店舗と
ずいぶん多くある店舗とはっきり分かれてしまう。
誰かとコミュニケーションを持ちたければ、
まずこちらから情報を発信すべきなのである。
情報の発信は量と質、
質のいい情報・意思を数多く、常に発信し続けることによって、
やっと反応が得られ、一方通行ではない相互のコミュニケーションが発生する。
コミュニケーションは相互に行き来する事で初めてその効果が出る。
一方通行のままでの発信は何の意味も持たないから、
相互の意志の発信が発生するためには、
質のいい情報・意思を数多く、常に発信し続けることだ。
これは会社の経営でも同じで、
経営者からの上から下への一方的な情報・意思の発信だけでは何も実現しない。
「命令」とか「指示」だけで、自分の意思を持って動く人はまずいないからだ。
組織の構成員一人一人が自分の意思を持って動く組織は活力があって強い。
組織を活性化しようと思ったら
相互方向のコミュニケーションが活性化していることが不可欠であり、
そのためには、すべての人に対する情報の発生源からの提供が、
質と量を伴って発信され続けることが必要なのではないか。
昔の大本営のように
幹部が密室で相談してすべてを決定し、
それが上意下達の形で「命令」「指示」として伝えられても、
組織は決して活性化しない。
そこには組織の構成員の意思が反映されていず、
「命令」「指示」があるだけで、構成員は自らの意思で動いているわけではないからだ。
「大本営発表」では組織は強くなれない。
すべての情報が、すべての人に発信され、すべての人の意志が反映されて、
すべての人が自分の意思で行動した時に、
組織はとてつもなく強くなるはずだ。
情報のたゆまない発信が、
相互のコミュニケーションを発生させ、
それぞれが自らの意思で行動する強い力になる。
インターネットにおいて、
たゆまない情報の発信と更新が、
「お客様が来店される」「問い合わせる。」という相互のコミュニケーションを発生して、
インターネットによるビジネスが成立するように。
今日は広島。
昼前に到着したので、まずラーメンを食べに行く。
「ばくだん」という名のつけ麺ラーメンの店。
広島営業所の門田君、武川君のオススメの店である。
たしかにうまい。
しかし、もっと辛いのを頼めばよかった。
辛さ2はちょっと物足りない。
門田君いわく、辛さ5が最高にうまいらしい。
今回のキーパープロショップ研修会20回目。
毎回つい熱くなってしまうのは、皆さんの熱心さから。
クリスタルキーパーのポスターが出来ました。
明日から担当営業がキーパープロショップの皆さんを訪問して配ります。
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