谷 好通コラム

2009年11月29日(日曜日)

2364.結果は見えたが、手は抜かない

今日のボクシング、
タイトルマッチの放送は記録的な視聴率であったろう。

 

善玉・内藤大助と、悪役・亀田興毅のタイトルマッチは、
まるで忠臣蔵のように
久しぶりに勧善懲悪パターンのはっきりしたドラマであった。

 

ただし、今回のドラマは悪役・亀田興毅の圧勝であったのには、
日本国中からため息が聞こえそうだ。

 

しかし、採点の面で亀田興毅の勝ちが決定的になっていた最終ラウンドでも、
守りに入らず、ひょっとしたらカウンターパンチで一撃必殺をもらう危険を冒してでも、
積極的に打ちに出て観客を沸かした亀田興毅は、
“男らしい”と感じさせ、
日本国中に「ホ~見直したな」とうならせたのは、
今後、彼がただの悪役で終わらず、もう一度スターになる可能性を感じさせた。
計算づくなのか、本当なのか。
そんなうがった見方をしたくなるほど、内藤大助が負けたのは残念だった。

 

家庭を大切にして子供を愛する姿を見せた内藤大助に、
わが身を写したお父さんが日本国中にいただろうに。

 

それにしても、彼らのパンツには
「消費者金融」と「パチンコのメーカー」のばかでかいワッペンが貼ってあり、
テレビのCMで半分以上をあるパチンコメーカーが独占していたのは、
今の世情を写して物悲しかった。

 

最後まであきらめない。
負けが分かっていても最後まで妥協せずに向かってく。
勝ちが分かっていても最後まで手を抜かずに向かっていく。
善玉、悪役、どちらが勝ったのかは別として、
その意味では、ボクシングの歴史に残る名試合であった。

 

今月の快洗隊はほぼ全店ボロボロであった。
12月のリベンジを十分に予感させる兆候はあったが、
11月の勝負、間違いなく快洗隊は負けであった。
悪天候に影響されない鈑金塗装のブースを自前で持っている松戸店、札幌店が、
1位、2位を占めそうなのは、それはそれで良かったが、
洗車・コーティングは、完全に負けであった。

 

しかし「最後まであきらめない」は、快洗隊にも健在で、
予算達成が全く見込めない中での最後の日曜日。
みんな決して下を向いていなかった。

 

 

最後に行った「刈谷店」の写真を撮り忘れてしまった。
せっかく昨日と今日で愛知県の快洗隊11店舗全部行ったのに。
最後の刈谷店で撮るのを忘れてしまったのは、なんとも心残り。

 

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