谷 好通コラム

2010年01月31日(日曜日)

2414.新年会、最悪の唇to唇キス

午前から昼に掛けて東海店と大須店、甚目寺店、一宮店を回り、
午後から本社事務所で原稿書きをやった。

 

キーパータイムスの記事の原稿だが、テーマは決まっている。
しかし、どんなストーリーで書くのか一週間前から考えはじめたが
今回は構想が頭の中で中々まとまらず、
原稿締め切りの最後の日の今日、一挙に書くことになってしまった。

 

何とか書き上げることは出来たが、
迷いながら書いた文章は、毎度、文字数だけが多くなって
スパッと明快な筋書きが出せず、
分かりにくい文章になったと自省している。

 

思ったことをそのまま書いただけでは、
読者には分かりにくい文書になる。
だから、すべてを書いた後、読む人の気持ちになってかなりの部分を書き直していた。
しかし今は、
キーパータイムス担当として坪井さんという名ライターがいるので、
私は書こうと思ったことをまとまりのないまま書いても、
読者が非常に分かりやすい文章にリライトしてくれるので、
それに甘えて、私はダダっと一挙書きし、
そのまま坪井さんに委ねることにしまっている。
楽チンになった。
私が楽チンになっただけでなく、
第三者的にリライトしてくれるので、以前よりもっと分かりやすくなったはずだ。

 

今の私は少なくともキーパータイムスの原稿書きにおいて非常に楽をしている。
誰かに任せて、仕事がうまくいくことは大歓迎で、
それがどれくらいまで出来るかで、
今後の会社の成長の規模とスピードが決まると思っている。
会社の正しい成長とは権限委譲がどこまで出来るかが勝負なのだ。

 

会社の成長のもう一つの側面として
成長とは、相手、客商売ならばどれだけ多くのお客様が、
その会社のやることを支持していただけるかということになる。
より多くのお客様が、より大きく、その会社が作り出す商品、サービスを支持し、
買い、買い続けていただけるかが、会社の成長に他ならない。

 

そして「会社の成長=権限委譲の大きさ」だとするならば、
会社の経営者が、どこまでお客様のことを感じ、考えられるか。
その会社を構成するスタッフが、どこまでお客様のことを感じ、考えられるか。
どこまで自分勝手を排除できるか。
自己弁護のための自分勝手な考え方を会社全体から排除できるか、
あるいは自分勝手から抜け出そうとしない者を排除できるか。

 

相手の目線に立って、相手がどう感じ、どう考えるかを自分のものに出来るか。
それが出来れば、どんなに権限を委譲しても、
会社は間違った方向には行かないはずだ。
必ず成長方向に向く。
その上で、権限委譲を進めれば進めるほど、成長のスピードが増し、
会社の構成員も、関係者も、もちろんお客様も、みんなが幸せに向かうはずなのだ。

 

自分勝手の排除と権限委譲は、双子のような関係と言えるのだろう。
そういう面で、すごい人を一人知っている。
埼玉のN社長。

 

この人のすごいところは実績が日本一であることはもちろんだが、
徹底的に客目線で物事を見て、
店作りから販促など素直にすべてを客目線で組み立てるところだと思う。
その能力はとてもかないません。
また、人を育てることにかけても、スタッフの目線から考え、
スタッフに「そうなりたい」「やりたい」と思わせるところ。

 

相手の気持ちにすっとなれる。
自分勝手のまさに対極にあると言える。
「餃子の王将」の何とか言う社長も、
「売りたい」に走る店長たちに
「それって自分の勝手で考えたことでしょ、
あんたの勝手なんて、お客さんは知ったことじゃないね。」
と口癖のように言うそうです。

 

私たちはまだまだですね。世の中にはすごい人がいっぱいいます。

 

 

 

話はまったく変わって、
新型インフルエンザの話。

 

アイ・タック技研では今年の1月12日の全社員新年会の翌日から集団発症が始まった。

 

結局新型インフルエンザを発症したのは十数人だが、
新年会の翌日発症したのはKであり、それから連鎖のように十数人が発症した。
だから、たぶん感染源はKであるとみんなは思っているが、
私もそう思う。

 

Kは現役のプロレスラー(収入なし)であり、
新年会の余興で本格的なプロレスの模擬試合をやったのだった。
模擬試合後、汗びっしょりで上半身裸の彼が、百数十名の中をのし歩き、
すっかり酔っ払った私は、あろうことか、彼にキスをしてしまったのだ。
唇to唇のキスである。最悪である。(すべて酒のせいだ)
12日にキスして、
Kは翌日の13日に発症し、
私は四日後の16日に発症した。
どう考えても、少なくとも、私の新型インフルエンザウィルスはKから来た。

 

将来、ぜひ大きな権限委譲を受けるであろう有望なKは、
会社からの権限委譲を受ける前に、
私に新型インフルエンザのウィルスをしっかり委譲したのだった。

 

一宮店のK。

 

 

悪夢のキス、確かにこんな顔をしていた。
バカっ、目を閉じるな!小杉っ!

 

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    代表取締役会長兼CEO

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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