谷 好通コラム

2010年04月28日(水曜日)

2486.夜は楽しくお酒を飲みましょう

私にも、布団に入ってから、
深夜、悶々と考えてしまい眠れなくなってしまうことがある。
月に一度か二度、あるいは何ヶ月かに一度。
そういう時に考えていることは、
明と暗とはっきり二つに分かれる。
「明」は、仕事のことを考えているうちに「名案」が浮かんできて目が冴えた時。
「暗」は、自分が害をこうむっていて、自分に害を与えた人を憎む時。

 

「明」の場合は考えているだけでワクワクして楽しいし、
こういう時に仕事にとっても有益なことをひらめくことが多い。

 

しかし厄介なのは「暗」の時だ。
自分が他の人から迷惑を受けているとか、
自分の思い通りに行かないのは誰々のせいだとか、
誰々が自分に悪意を持って害を及ぼしているとか、
決まって自分が被害者になっている。
こういう時に考えた事は総じてネガティブであり、
何かを生み出すような前向きのプラスの考え方は出てこない。

 

こういう状態になった時は、
考え続けても良いことは何も無いので、
とっとと起きて、PCではなくテレビをつけて酒を飲むことにしている。

 

焼酎の水割りかお湯割り。
たくさんは飲まないが、
こういう時の酒はすぐに酔いが回って頭がしびれる。
頭がしびれたまま、ちょっと難しいような本を読むと、
睡魔が自然にやってきて、無意識の内に眠りに入ることになる。
一時間ほどかかるが間違いなく眠ることが出来る。
たまにではあるが、私はこの方法で寝ることがある。

 

 

深夜、「暗」の世界のとりこになっている時の自分とは、
恐怖に怯えた動物的な自分なのではないだろうか。
深夜のある時間帯を「逢う魔が刻(おうまがどき)」と言うそうだ。
「魔」に「逢う」「刻(時)」。
深夜とは、人が悪魔に逢う時なのだそうだ。

 

 

 

人間が大昔、まだ原始の生活をしている頃、
「夜」は怖い肉食獣の世界であって、
いつ何処から襲ってくるかもしれない野獣に怯え、
人は洞穴の中に家族で籠もり、
身を寄せ合ってじっと恐怖に耐えるしかなかった。
人間は弱い存在であったので、夜は、恐怖の時間。
恐怖とは、優しさとは正反対の攻撃性を引き出す大きな要因だ。
身を寄せ合う家族の温かみに感謝する人間が、
深夜、悪魔に逢ったかのように、恐怖に駆られ、恨み、憎み、攻撃的になる。
「逢う魔が刻」とは
そんなことを言うのではないだろうかと思った。

 

 

人から聞いた話をなんとなく覚えているだけで、
「逢う魔が刻(おうまがとき)」という文字自体間違っているかもしれないし、
意味が合っているかどうかも分からない。
ただ、深夜、自分が被害者妄想に陥って、
誰かを憎み、恨んだこともあるという経験から、こんなことを想像したのです。

 

こういう時、人はすごく不幸なのだと思う。
人は、人を愛し大切に想い、人から愛され大切に想われることが幸せだとするなら、
人を恨み、憎む気持ちに陥いるのは、
人から愛されず、大切に想われていないと思う気持ちの裏返しのはずだから、
きっと不幸でいっぱいなのだと想う。

 

そんな不幸な気持ちの中で、自分をいじめていくと、
自分が壊れていってしまうことだってあるだろう。

 

 

「逢う魔が刻」に人を憎む悪しき自分は、
自分が原始の時代に埋め込まれた恐怖の遺伝子のせいだ。
誰も自分を不必要だなんて思っていないし、
愛していない人もいない。
誰でも、誰からも愛され、誰でも必要とされている存在なのだ。
これは疑いように無い事実なのに、
そうではないように思えてしまうとしたら、
それは「逢う魔が刻」の恐怖の遺伝子の仕業でしかない。

 

そんな遺伝子が自分を支配するようなことがあったら、
酒飲んで、頭をしびれさせて、難しい本を読んで、眠くて、眠くて仕方なくなればいい。

 

 

それよりも、
仕事に疲れた夜は、みんなで楽しく酒を飲むのが一番いい。
ダイエット的には問題があるが、みんなで酒飲んで、バカな話をして、
酔っ払って、騒いで、あーこんなに楽しいことはない。
みんなで、酒、飲もう。
みんなで楽しく酒を飲もうよ。

 

昨日の夜、
札幌店と営業所の連中と飛び入りの同志と、みんなで酒を飲んだ。
毎度の安酒屋だが、みんなが私のダイエットを心配して、
“比較的”カロリーが低いであろう海鮮の”安い”居酒屋。
飲んだ、食った、騒いだ。

 

 

※これは”飲みはじめ”、まだ静かだ。

 

 

※かなり飲んでから。
最近流行っている「怖い顔くらべ」
頭を3mmカットした鈴木君は、見事にキャラが変わった。
私は負けている。

 

 

笑い顔比べ。
またもや私は負けている。

 

 

写りたがり屋のユウキワールドと、受けてる瀧澤チーフ。

 

 

私を隠し撮りしようとしたって、ちゃんと分かってるのだ。「ブイサイン!」

 

 

3mm坊主は触ると気持ちいいので、チューをした。

 

 

ムフフフフフ。

 

 

怪しい目線。

 

 

札幌店は今日で予算を達成した。
全店で一番高い予算をみんなの力を合わせて達成した。

 

もちろん3mmカット坊主(自分でバリカンをかけたらしい)の鈴木君も、
すごくがんばった。

 

以下は、今日の夜、札幌店から送られてきた鈴木君が書いた日報報告。


本日、累計売上5,404,626円
予算を達成する事ができました!
これも札幌店の皆が一丸となったからだと思います。
そして足立店からの強力な助っ人後藤チーフ
札幌営業所の坂本所長、近藤元店長の協力があったからこそです。
感謝しています!
次の目標は今月残り2日で4月600万円を超えることです!

 

残り2日お客様がキレイを求めている限り全力を尽くします!

 

札幌店
鈴木


 

みんなで飲んでから、
酒を一滴も飲まない近藤君が千歳空港まで送ってくれた。
いつもは代車に使っている軽自動車「ビストロ」だ。
デブの私とデブの近藤君が軽自動車に並んで乗ると、
これぞ密接コミュニケーション。であった。

 

 

千歳空港ビルの中にあるホテルは私のお気に入り。
自分の部屋から本物の飛行機がずっと見えるのです。
(インターネット予約でシングル7,200円)

 

 

愛知の上空。「はれ!」である。

 

Posted   パーマリンク

ページのトップへ ページのトップへ

  • 最近の記事

  • プロフィール

    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

  • カレンダー

    2010年4月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • リンク集

  • 過去の記事

  • RSS1.0

    [Login]

    (C) KeePer Giken. All rights reserved.