谷 好通コラム

2010年07月02日(金曜日)

2541.ある日、後輩がお兄さんになる時

会社の新年早々、
会社のトップとナンバー2が「つくばサーキット」にいるのは
まことにもって不謹慎である。
・・・・・
ごもっともである。

 

だが、しかし、たまたま、
あさってが、レースの第二戦「つくばサーキット」であって、
本当にたまたまの偶然なのだから、仕方がないのである。
・・・
・・・すいません。

 

 

夜、つくばに入って、
明日の練習日の打ち合わせと言いながら、
また、ただ単に飲んでしまった。
(酒にだらしないのは社風?)

 

飲みながら、大変おめでたい話があった。
10年以上私たちのレースのメカニックをやってくれている小林君、
通称バーヤンが、
今度、結婚をするというのだ。
こんなおめでたいことはない。

 

そして、そのお相手が、
わが社のKeePer LABO運営本部長、
畠中常務 (以降、H.オサムという)の“お姉さん”というから、話がややこしい。

 

バーヤンは、H.オサムの後輩である。
だからいままでは「おい、バーヤン」と呼んでいた。
それが自分のお姉さんと結婚すると、「お兄さん」になるのだ。

 

自分の後輩がお兄さんになると、どうなるのだろうか。
まさかバーヤンと呼び捨てにすることは出来ないだろう。
“ヤン”を、“さん”に出世させると「バーさん」になって、
お兄さんどころか祖母になってしまうから、これはまずいだろう。
とすると、当然、「お兄さん」と呼ぶわけだ。・・・
それ以外にはなかろう。

 

後輩がお兄さんになる時。
私は、H.オサムがどう出るか、楽しみでしょうがない。

 

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2010年07月02日(金曜日)

2540.みんなが成功したいと思っている会社に

アイ・タック技研㈱はもちろん未完成の会社であり、
成功した会社でも、成功している会社でもない。
しかし、みんなが成功したいと思っている会社ではあると思う。

 

「成功」とは、単に会社が大きくなることではないが、
その一つの現象として「会社が大きくなる」ことを例とするならば、
会社が大きくなるには、
「株主」や「経営者」が大きくしたいと思わなければならず、
それよりも、働く「社員」がこの会社を大きくしたいと思い、
なによりも「社会」がこの会社を大きくしたいと思ってもらう必要がある。
銀行などのサポート陣や、大切な仕入先も同様だ。

 

「社会」とはまず
会社が生み出す付加価値である商品やサービスを買う消費者であり、発注者であろう。
「選択して、買う」という絶対的な行為で
会社の運命を左右するする第一の要素になる。
発注者も同様だ。

 

たとえば一つの商品を開発するならば、
開発すべきは「消費者(発注者)が喜ぶ商品・サービス」であり、
買いたいと思ってもらえるものである必要がある。
こんなことは当たり前のことだ。
しかし「何が消費者が喜ぶもの」であるかを考え開発する社員と経営者が、
本気で「消費者に喜んでもらいたい」「喜ばせたい」と思っていなければ
そんな商品は考えつかないだろう。

 

そしてうまくそんな商品が出来たら、
それを造る段階では、製造に関わる社員と経営者が
「消費者がいつでも安心して買える品質を維持したい」と
本気で思わなければ品質は実現できないだろう。

 

営業や販売にかかわる段階においても
社員と経営者が「消費者に喜んでもらえるこの商品を提供したい。」
「広めたい。」と本気で思う必要がある。
仕事だから仕方なくやるという仕事は質が低いし効率も低い。
当然経営効率も低くなって利益も出ず、会社は大きくならないだろう。

 

ならば、すべての段階において社員と経営者が本気でそう思うためには、
自分たちが本気でそう思うと「自分たちも喜べる動機」が必要だ。
金銭か。
当然、金銭的な裏づけは必要だろう。
本気でそう思って開発し製造して売り、
結果として業績が上がったのに金銭的な見返りがなくては話にならない。
経営者の報酬は上がるべきだし、
社員の給与あるいは他の形ででも何らかの報酬は必要だ。

 

しかし金銭的な見返りだけでは長続きはしない。
必ず社員と経営者の間に相反する利害関係が発生するし、
高い動機付けを維持することが困難になる場合が多い。
成果報酬の仕組みに限界があると言われる所以であろう。

 

人が本当に本気になれるのは人からの評価、
とりわけ褒められたり、
感謝されるようなことが大きな動機になっているような気がする。

 

人は、人から褒められたり感謝される機会はそんなに多くはない。
特に若い子はそんな経験が少ないのではないだろうか。
夫婦間においても妻と夫が感謝し合うようなことも、
少なくなってきているのではないか。

 

私たちの会社の仕事は「洗車やコーティング」というサービス業であり、
屋外の仕事であって、冷房も暖房もない。
肉体的にも決して楽な仕事ではない。
しかし、お客様の車をプロの技術と道具・設備できれいにすると、
お客様が期待した以上のキレイさを提供することになって
「うわー、きれいになった。」「私の車じゃないみたい。」「すごいっ、ありがとう。」
などと言っていただくことが多い。
スタッフはそれがすごく嬉しい、楽しいと言うのだ。

 

スタッフにとって、これは働く上での大きな動機付けになっている。
「お客様の喜び=私たちの喜び」とは、
歯の浮くようなきれい事ではあるが、
みんなが本気でそう言う。みんなの気持ちは本当なのだろうなと思う。
ESなき所にCSなし。と言うが、
CSとはESと両立しないと存在できないものなのかもしれない。

 

自分たちの店舗でそんなことを実現したいと思い、
そんなことを全国の車をきれいにする事業を直接的、間接的に営む人たちに
実現していただけたら、すごく嬉しいな。と思う。

 

会社が成功することとは、
お客様が喜び、従業員が喜び、会社を取り巻く全体が喜べることのであり、
それが経営者の喜びと言え、会社全体が成功したと言えるのであろう。

 

私が尊敬するSSの壁に貼ってあったスローガン
H.オサムが自分のブログで紹介した写真をここでももう一度載せたい。

 

 

お客様が喜び、社員と経営者が喜び会社と社会が喜ぶ。
こんなことが同時に成立すればその会社は大きくなること間違いなしなのだと思う。
しかし、私たちの会社がまだこの程度なのは、
私、つまりトップの経営能力が、まだこの程度でしかないからであろう。

 

しかし、
私はこんなきれい事をそのまま実践できるほど実現力があるわけではないのに、
聖人君子でもなく煩悩の塊であるのに、
仮にも会社がここまでは来られたのは、
みんながこの会社を大きくしたい、成功したい。
みんなに喜んでもらって、
自分も喜びたいと思っていてくれるからだろう。
ありがたいことだと思う。がんばらねばとも思う。

 

 

アイ・タック技研株式会社

 

スローガン
「日本に新しい洗車文化を」

 

経営理念
日本人独特の高い美的感覚に訴える高品質な洗車、コーティングなど
車の美的事業を日本国中に広げ、
日本国中の車をより美しくする事でお客様に喜びを提供し、みんなと共に喜ぶ。
車の美的事業に関わる日本国中の店舗を、
誇りを持って従事できる喜びの職場にし、日本独特の洗車文化を作り上げる。

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2010年07月02日(金曜日)

7月1日、わが社の新年度、元旦

六月決算のわが社では、
本日、7月1日が新年度の出発の日であり、元旦である。
全国の拠点をテレビ電話でつなぎ、
夜9時から全社員集会。

 

全国のスタッフ全部で207名。
愛知の本社に集まったのはその半分くらい。
あとはみんなテレビの向こうで集合。

 

 

心も新たに、頭の中を切り替え、
新年度、明けましておめでとうございます。

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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