2010年08月23日(月曜日)

2590.知られるより、まずお客様を知ること

いつもの所とは、
こちらがそこを知っていて、
こちらのことも知ってくれている所なのだろう。
そんな所は、行きつけの飲み屋であれ、ホテルであれ、何かしらのお店であれ、
安心して落ち着けるものだ。
何回の内のたまには新規開拓などと言って新しいところへ行くが、
最初から落ち着かなくて、いつもの所と違う部分が不満に感じて
アラばかりが目に付いてしまい、正当な評価もせずに、
またいつもの所へ行って「やっぱりここのほうが落ち着くなー」などとつぶやく。
飲み屋さんしかり、ホテルしかり、いろんなお店しかりである。

 

飲み屋さんは、
いつもの店が5軒くらいあって、最近は「おなか本店」が多いが、
あとはその時の気分しだいで行く。
一番多いのは事務所の目の前の台湾料理屋(火鍋)
新規開拓はもう一切しない。面倒であるし、もったいないだけだ。

 

ホテルは東京が「東横イン浅草駒形」
大阪神戸はほぼ泊まらない。(車で片道2時間になったので)
福岡は「デュークスホテル博多」、広島は「ニューひろでん」
札幌は「グレイスリー札幌」昔のワシントンホテルで、
すべてビジネスホテルをインターネットで割引で泊まる。
いずれも六・七千円。
ただ仙台だけは「メトロポリタン仙台」でいいホテルだが、年に一回泊まるかどうか。
ホテルの条件は、まずベッドが硬いこと。
次にエアコンの温度調整が自分で出来ること。

 

ホテルは向こうが知っているかどうか分からないが、
私のほうがそのホテルをよく知っているのでOKなのだ。
それでも、たまには他のホテルに泊まることはある。
しかし福岡の「デュークスホテル博多」だけは、
「お名前のサインだけで結構です。」と言ってくれ、チェックインが数十秒だけ速い。
速いだけでなく、何かすごく安心で、福岡では100%このホテルだ。

 

私達の洗車コーティングビジネスでも、
一度来ていただいたお客様のことを、
こちらが知っている対応ができるかどうかが非常に大切だ。

 

初めてのご来店のお客様には、会員登録をしていただき、
専用のカードとホルダーをお渡しするが、
そのカードをご利用いただくことによってのメリットは、
金銭的にはわずか5%のマイレージのようなポイントが付くだけで、
取り立てて大きなメリットが付くわけではない。
それよりも肝心なのは、お客様の車種によるサイズランクを間違えないようにしたり、
お客様のご要望、お車の施工状況を把握することによって、
いちいちお客様にたくさんのことをお聞きする必要をなくし、
私達がお客様を知っていることが大切なのだ。

 

何度行っても、はじめから終わりまでのことをいちいち言われたのでは、
お客様もうっとおしいだろうし、
知っていないと、お客様に益になるような適切なご提案も出来ない。

 

店側がお客様を知っていることは、ものすごく大切なことなのだ。
お客様に自分達の店を知ってもらうために
チラシを撒いたり、看板を出したり、インターネットで宣伝したり、
たくさんの販売促進のための費用と労力を使う。
しかし、繰り返し来ていただくお客様に支えられている私達のビジネスでは、
私達がお客様のことを正しく知って、
お客様に安心してご来店いただけるようにすることのほうが、
はるかに大切なことであり、はるかに効果的であると思った。

 

今年の夏、特に8月は、ピークのお盆の時期に雨が多くて、
どの店舗も後半に失速しているが、
店長やスタッフとお客様のコミュニケーションがしっかりとられている店舗が、
不順な天候などのマイナスの要素があっても好調をキープしている傾向がある。
特にその点がしっかりしている岡崎店は、その傾向が強い。
7月の予算プラスアルファで高い目標を達成した「達成会」に
夜9時半から私達も参加した。

 

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