2010年12月22日(水曜日)
2684.四つの一番:その2「洗車up率一番・接客一番」
昨年は一昨年に比べて全店計の洗車・コーティング収益が150%以上になって、
今年は昨年対比で170%くらいまでにアップしているらしい。
とすると今年は、
全社としての洗車コーティング収益が一昨年の2.5倍以上になっていることになる。
一店舗、二店舗くらいならば他にもあるかもしれないが、
全店舗でとなると、たしかにこれは日本で一番のup率だろう。
これはすごい。本当にすごい。
これには色々な要因があるのだが、
まず、前売り洗車チケットを廃止されたことがあるだろう。
この「前売り洗車チケット」とは、
たとえば10,000円分の洗車チケット(金券)を7,000円で販売し、
その実績は販売した店舗に全部付いて、
10,000円分の洗車作業は同社の全店舗で通用することになっている。
だから、
どの店舗も前売り洗車チケットを一生懸命販売するが、
お客様がそのチケットを持って実際の洗車に来られた時には、
その作業はもう実績には関係ないので、ついおざなりになる。
ましてや他の店舗で販売したチケットを、
自分の店舗で作業して消化される場合、
その店舗では実績も付かずに作業だけをしなければならないので、
どうしてもその洗車を歓迎する気持ちになれず、作業もおざなりになりがちだった。
その経営者の方がおっしゃるには
「これなら私が洗った方がきれいになるな。」と思うほど質的には低かったそうだ。
これでは洗車の品質が上がるわけがないし、
サービス商品である洗車の質が低ければ、それを買う人も増えるわけがない。
これを、会社全体の士気にも関わる悪しき仕組みとして、苦労して廃止された。
と同時に洗車の技術研修も精力的にされ、
全社あげての「洗車コンテスト」は、この会社の品質をぐんと上げた。
すると、
一時的に、チケットの売り上げがなくなって見た目の収益は減るが、
洗車を一回するたびにきちんと売り上げが立ち、
しかも大きな割引がないので、着実に収益が積み重なる。
それにも増して、お客様にまた来ていただき洗車をさせていただくためにも、
みんなが一生懸命作業して、いやがおうでも洗車の品質もぐんと上がったそうだ。
(これには私どものスタッフも少なからずご協力させていただけたらしい)
だからチケット廃止で実質的に洗車の値段が上がったにもかかわらず
客数は減らなかった。
これだけでも、
7,000円が10,000円の売り上げになったのだから、
10,000円/7,000円=141%の増収、実際には150%以上。
と同時にステップアップとして、
手洗い洗車とコーティング商品でキーパーを導入された。
おりしも、お客様に大好評をいただいているクリスタルキーパーが始まった頃で、
1年ノーワックス、ノーメンテナンスと、ガラス特有の深いツヤが、
お客様のニーズとぴったり合った。
しかし2万円クラスの商品になると、
ただ単に商品力があるだけではそう簡単に売れるものではない。
全スタッフがしっかりとした技術を身に付けるために、
次から次へと技術研修を受けられ、コーティング技術資格者も各店舗に複数名いる。
そして、
この会社は、もともと人間力の高いスタッフの方が揃っていたこともあって、
やる気を出したらすごい。
改めて作り上げた真心こめた接客力と共に、
自慢の技術で作り上げるキーパーコーティングを、熱く語る。
しかも、1年経ったクリスタルキーパーの評判は上々で、
ますます皆さんの自信がついて、これで売れないわけがない。
すでに、昨年対比で170%以上をマークし、
前々年対比では250%以上を更新している。
これが一部の店舗ではなく、全店舗での話だからとんでもなくすごいことだ。
昨日出したキーパー選手権(12月から始まっている)の途中経過では、
全国のトップ30の中にこの会社の店舗が8店舗も入っている。
11月時点ですでに前前年対比で250%以上upの実績もどこまで上がるか解らない、
接客は日本一と自ら言われ、
数字として洗車・コーティング収益up率日本一を証明し、快進撃中。
こんななんともすさまじい結果を作り出しているのには、
この会社の新しい経営者の確固たる信念と行動力がある。
企業は人。
人にとことん投資する。
そして、
すべての人が全力で仕事をしたくなるために、
すべての人に「公平」に「チャンス」があること。
そして、その人がやった仕事を、公平に評価して、公平な報酬とすること。
そのためにはすべてを公開して、
すべての人が、この会社が公平であることを知っていること。
その結果が
次の話「ボーナス一番」「財務内容一番」につながっていく。
最後の話はまた明日。
Posted パーマリンク