2011年02月23日(水曜日)
2727.わずか数ヶ月でもすごく進歩する若者達
毎年のことだが、この時期になると別れと出会いが交差する。
4月1日には学校を卒業した新入社員が入社してきて、
その前に中途入社の人たちが先行して入社し、
すでにアルバイトさんとして働いていた人が社員になってくれたケースも何人かいて、
北海道から、東京から、愛知、大阪、広島、沖縄から
全部で約20人がこの時期に新しい仲間となる。
反対に去っていく人が今年もいる。
厳しい仕事を共にしてくれた仲間が去っていくのは悲しい。
それぞれに理由はあるが、正直言ってどうして去っていくのか分からないことが多い。
しかし共通して言えるのは、
その人のことが、ある時期、自分の意識から消えていたことだ。
もちろん名前も存在もはっきり知っているし、
一人一人のことをかなりの部分まで知っているつもりだが
私の意識から消えていたということは、
その人とある時期。自分の気持ちが繋がっていなかったことであり、
会社を主宰するものとして、仲間として、いつも後悔の念が付きまとう。
しかし、そんなことは私の勝手な思いであり、
それぞれが持っている価値観と事情で、
新しい世界を望んで仕事をし、それがその人のためになって、
みんなのためになれば、それはそれで良かったと考えるべきと思う。
この会社もまだ若い会社なので、
人の体も若い時には新陳代謝が活発であるように、
人も変わって、それで徐々に成長していくのだと思う。
ここ10年で、社員数も約10倍になって、
今年入社する人たちを入れると社員は170名を越す。
アルバイトさん、パートさんを含めて250名を越し、
そのすべての人と自分の気持ちを繋げ続けているのはやっぱり無理かもしれない。
もうそろそろ、自分の存在自体を変えていかないといけない時期に来ている。
今日は新卒で入社する9名の人に集まってもらい、
入社前の会社案内の会を行なった。
初々しい高校生たちは、緊張して、私達の話を聞く。
一年前に入社した彼らと同じ人たちのことを思い浮かべると
10ヶ月も経つと、あんなにもたくましくなるとは信じられないほどだ。
若い子達の成長と変化のスピードは速い。
どの人たちも、一人残らず、楽しみである。
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