2011年06月23日(木曜日)
2814.我がルール違反。
今日の仙台行きの飛行機はほぼすべてビジネス客であった。
観光客とおぼしき人は見られない。
中部⇔仙台の便は震災前まで一日に5便ほどあったが、
今は便そのものが廃止になったわけではないが、
日に2便を除いて休止になっている。
仙台空港の設備がまだ整っていないからなのか、
観光客が見込めないからなのか、そのどちらもあるのだろう。
昨日は東京に行っていたのだから、
東京に泊まって新幹線で仙台に行けば良さそうなものだが、
あえて名古屋に帰った。
私はホテルに泊まるのを徐々に避けるようになっていて、
たいていの所へは日帰りで行き、泊まったとしても一泊が多い。
昔のように、
二泊三日と二泊三日がくっついてしまって
つい五泊六日になってしまい
ホテルに着替えを送ってもらうなんてことは、今はもう絶対にない。
今日は星占いを見損なった。
「星占い」はフジテレビ系で朝の7時58分からと6時50分ぐらいから
ほぼ同じ内容が放送される。
今日は朝が早かったので、
朝6時50分くらいからのを見ようと思ったが、
東北地方に地震があって、
「地震情報」が優先され「星占い」はカットされたようだ。
この地震は東北北部を中心に震度5弱とあった。
インターネットで東海地震のハザードマップを見ると、
私達の会社のある愛知県大府市の比較的高台の地域は、
東海地震が起きたら震度5強で揺れるとあった。
私達が恐れている地震と、
東北地方で起きている余震がよく似た大きさの震度ならば、
私たちは東海地震が大したことないと安心していていいのか、
反対に、そんな地震に日常的に見舞われている東北地方がものすごく大変なのか。
これは、当然、後者なのであろう。
先日、本社の出荷倉庫を耐震調査してもらった。
本社事務所と寮、トレーニングセンターの建物は4年ほど前にたてたものなので、
出荷倉庫は土地を購入した時にすでにそこに建っていたものを
少し改造しただけでほとんどそのまま使っている。
築三十年以上経っていて、
建築基準が今よりも甘い頃の建物なので、
改めて耐震調査をしてもらったのだ。
結果は、道路側の壁面にブレス(筋交い)を入れればOKとのことだった。
見るからにぶっとい鉄骨で出来ており頑丈そうではあるのだが、
建物全体の重心と、建物の剛性のバランスが理想的ではないようなのだ。
だから、建物の重心側の壁面にブレスを追加して剛性を高め、
バランスを取れば現在の基準の耐震を得られると言う。
調査の結果、この建物があまりにも弱い耐震性だったら、
真剣に建て直す覚悟もあったので、
比較軽い追加工事で安全になることが判って本当にほっとした。
しかし、いまだ余震に脅かされている東北の人たちを思うと、
贅沢な不安であった。
仙台空港に向けて飛び立った頃、空はまだ晴れていた。
約50分仙台空港上空に届き、
太平洋側で出て、海から仙台空港に向けて進入する。
ここからの写真はルール違反で撮った写真である。
どんなに些細なことでもルールは守るためにあるのであって、
それを犯していいとは思っていない。
しかし、仙台空港をよく利用している者として、
これは長く記憶にとどめておき、しっかりと頭に入れておくべきと思い、
あえて撮った。
もちろんそれでもルール違反であることは間違いない。
仙台空港ではまだボーディングブリッジが使えないようだった。
仙台のなべちゃん。
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