谷 好通コラム

2011年07月31日(日曜日)

2837.鈴鹿こそ、鈴鹿こそ勝つのだ

気のせいかもしれないが、
ひさし振りに飛行機に乗ったような気がする。
ただいま、仙台を16:40発中部空港行きの飛行機に乗って名古屋に帰りつつある。

今日7月31日(日)は、

SUPER GT第四戦の決勝がSUGOで行なわれた。
今度こそは期待していたが、
今回はレース中盤で他車との衝突がありラジエターがつぶれてリタイア。
大変残念だが、
我がチームの車が走っていないレースを見ていても仕方がないので、
というよりむなしいので、
リタイア後、しばらくしてサーキットを出、一本早い飛行機に乗ることにしたのだ。

 

今年の#35 D`STATION KeePer SC430は、なかなか勝てそうにない。
シリーズはちょうど半ばを迎えたところなので、
まだボヤキは早すぎるが、
チームが苦しんでいることは事実だ。

 

一戦目の富士スピードウェーは
セッティングがなかなか決まらなかったということで
“一戦目だから”仕方ない部分もあるが、
二戦目の岡山サーキット、三戦目のセパンと続けての給油作業ミスはいけなかった。
満を持しての四戦目SUGOサーキットでは、
脇阪寿一選手らしくない事故でリタイアになってしまった。
アウトラップでタイヤがまだ温まっていない車が#35の前で、
不意にブレーキを踏んでそれを避けられなかったそうだ。
どうしようもないイレギュラーな事態であったのか、
勝てていない今シーズン、脇阪選手の強過ぎるまでの責任感ゆえに、
多くの仲間たち、大変な数のファンたちのことを思い、
ちょっとした焦りがあったのか、
いずれにしても、
この衝突が一番悔しいのは脇阪選手であることは間違いない。

 

8月お盆明けの「鈴鹿」にすべてを期待することに決め、
早々に仙台を去った。

 

大変残念なレースではあったが、
私は、たぶん私の宝物の一つになるであろう大切な一枚の写真を手に入れた。

 

脇阪寿一選手をはさんで私と飯田章監督。私の宝物である。

 

 

グリッドウォークというのだろうか。
スタート前、コース上に並んだ車に何万人かのファンが集まる。
すごい。

 

photo by 中村佳史

 

#35 SC430は、スタート後順調に6位まで上がったのです。

 

photo by 中村佳史

 

photo by 中村佳史

 

30周目くらいか、
ラジエターがつぶれて冷却材がフロントガラスに飛び散りピットに帰って来た

 

 

鈴鹿こそ、鈴鹿こそ勝つのだ。

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    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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