谷 好通コラム

2011年09月22日(木曜日)

2874.違うバランスをつくれるか

たった一週間であり、ただの総点検のための入院ですが、
退院がこんなに嬉しいとは思いませんでした。
と同時に、今回はとても貴重な一週間だったと感じています。

 

入院自体がほとんど初めての経験であると同時に、
独立してから初めての一週間連続のお休みでした。
日常とはあまりにも違う一週間を過ごして
今日、早々に会社に出ても感覚がずれていてトンチンカンかもしれません。

 

この経験で私自身の色々な部分が変ったかもしれません。
キチンと管理されて食事を取っていたら、
なんと4kgも体重が減りました。
十分にお腹が満足する量を食べていたにもかかわらず
キチンと管理されていただけで、
こんなに簡単に体重が落ちるとは思ってもいませんでした。

 

それと、スッスッスッと歩けるようになったのです。
昼ごはんを食べた後に名城公園に散歩に行くのですが、
私はあんなに歩くのが苦手だったのに、スッスッスッと歩く自分に驚きます。
昼食後約1時間以上、約5,000歩、歩きます。
今までにはまったくなかったことです。
スッスッスッと歩くと、
かえってつらい感じがしないのですね。
むしろ、少し汗ばむのが気持ちがいいと感じます。

 

入院する以前も、間食はしないし、
ある程度は考えて食べるようにはしていましたが、
お酒を飲んでしまうと何かのスイッチが切れたかのように、
無制限に食べ、飲んでしまうことがたびたびありました。
そういうことの繰り返しと、ほぼ運動せずの生活が、
たぶん、約93~95kgの肥満レベルでバランスしていたのでしょう。

 

 

そのバランスのいくつかの要素を崩してやれば、
キチンと結果が出ることを実感しました。
今までの様に、あれもこれもいつも少しずつ我慢していても、
どれもこれもは我慢できない部分があって、
悪いところでバランスしていた状態を、
何かを壊してそのバランスを崩してしまえばいいのかが解ったような気がしています。
全部少しずつ我慢してもダメなのですね。

 

何十年も続いている習慣を、
何か一つ徹底的に変えてしまう必要がある訳ですが、
これがたいへん難しいことであることは容易に想像できます。
でもそれが結果になって現れることを知っているのと知らないのでは違うはずです。

 

今までとは全く違った時間の流れを1週間持ったことで、
現実として出来ることを、
それだけでいいから一つ、二つの事を確実に変えることで
連鎖的にたくさんのことが変わり、
今までとは全く違ったバランスが生まれることを期待していいことを学びました。

 

私にとっては大切な一週間であったと思います。

 

台風が去って、西の空。

 

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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