谷好通コラム

2012年06月12日(火曜日)

長生きする為に生きている訳ではないが

長生きが目的で生きている訳ではないが、
出来れば普通に長生きはしたい。
少なくともあと10年、70歳くらいまでは生きたい。
私はデブで生活態度が悪いので、平均寿命までは無理としても、
せめて、あと10年くらいは普通に生きたいと思います。

でもそれが実現したとしても、
あとたった10年しかない訳で、
いつまでも仕事ばかりやっている場合ではないのです。
やっておきたいことが山ほどあります。

先に書いた「桜の開花を追って日本北上」なんてのも絶対にやってみたい。
だとすれば「紅葉真っ盛りを追って日本南下」なんていうのもいいですね。
でもキャンピングカーは絶対いやですね。大変そうです。
優雅に温泉旅館の泊まり歩きなんてのが、いいですね。
もちろん寿命がそんなにたくさん残っているわけではないので、
おいしいものをいっぱい食べて、飲んで、騒いでの毎度の馬鹿騒ぎです。

モンゴルの草原には絶対に行く。
見渡す限りの緑はどんなに素敵だろうか。
あるいはモンゴルの高原では、夜、星がまばたかないのだそうだ。
星がまばたくのは、
揺らぐ空気に何か埃のようなものが混じっているからチラチラとまばたく訳で、
空気が澄み切っていて何も余計なものが混じっていないと、
星はクキッとひとつの光の点に見えるのだそうです。
見てみたいですよね。満天の星がクキッとしているんですよ。すごいですね。

しかし、こんなふうに遊んでいても、どうせすぐ飽きてしまう。
元々、私は遊びが大の苦手なので、
こんな風に書いていてもそれほどワクワクはしないのです。

やっぱり仕事がしたい。
いろいろな所でいろいろなものを見て、
思いつくままに、いろいろな新しいものを好きなだけ造って見たい。
ビジネス抜きで物を見、考え、思いつくままにものを造ると、
ひょっとしたら、とんでもなく面白いものが出来そうな気がして、
かえって、そちらの方がワクワクします。

それに、新しい企画もやりたい。
こんなことをしたら、消費者の皆さんが楽しいだろうな。とか、
びっくりするだろうな。とか、やっぱりワクワクする。

今の仕事を現役でやるのがあと2年半。
その2年半の中でどんな仕事をどのようにしていくのか。
私が発想したことを、
私が発案した方法で、みんなが力を合わせて実現していく、
このパターンを何処で、どのように打破していくのか。

これは難しい。本当に難しい。
今日も、それを、しみじみと思ったのでした。

ねね2号