2012年07月18日(水曜日)

梅雨明け 即 猛暑、チームの勝ちのために

昨日、とうとう梅雨明け宣言が出ました。
今年の梅雨はシトシトというより豪雨であり激しいものでした。
昨年の七月のお天気と比べるとかなり違いがあります。

 

昨年は前半がずっと晴れで、
梅雨が明けたはずの七月後半に雨が続くという変なお天気でした。
今年は全く逆で、前半に雨が断続的に続き、
後半からっと晴れ上がる七月らしいといえば七月らしいお天気です。

 

それにしても、晴れ上がったのはいいのですが、
とたんの猛暑は厳しいものがあります。
徐々に体が暑さに慣れる間もなく、
いきなりの35℃は店舗のスタッフもきついでしょう。
関東では群馬で39℃とかもっと激しいようです。

 

と同時に、梅雨明けの声を待っていたかのように
たくさんのお客様が洗車やコーティングにいらっしゃいます。
店舗スタッフもお客様も待ちかねていた梅雨明けです。

 

しかし猛暑で怖いのはやはり熱中症です。
熱中症は油断をするとあっという間に命の危険性すら発生する怖いものです。
こまめな休憩と水分の補給、塩分補給が大切です。
それでも店舗が忙しくなるのでなかなか休憩をこまめに取ることは出来ません。
特に店長やチーフなど責任を持っている者は、
店のスタッフを優先して自分の休憩と水分補給を後回しにしがちで、
つい無理をしてしまいます。

 

こんな時には何よりも
上の役職の者が、現場の痛みを敏感に感じとることです。
そして、必要ならば間髪を入れずに何らかの解決の手段を講じることです。
店長・チーフはスタッフの健康状態と休憩に気配りする必要があります。

 

 

営業でも店舗でも事務職でも同じことですが、
上席の役職を持った者の仕事とは、
部下を管理監督することではありません。
仕事をサボらないように見張ることでもありません。
ましてや自分の勝手な評価で叱ったり褒めたりすることでもありません。
部下がやる気を出すように鼓舞する事でもありません。
もちろん威張って部下を服従させること、
俗に言う”束ねる”なんてことが仕事でもありません。

 

そんなことが上役の仕事ならばどんなに能力の低い人間にでも出来ます。
ただ単に強ければいいだけですから。
単に強い者が上で弱い者が下という関係は犬かやくざくらいのもので、
正常な社会的な組織ではないでしょう。

 

役職として上に立つ者の仕事とは、
与えられた職責を果たし、与えられた部署の仕事を成功に導くことです。
部署の仕事の成功とは、部下が成功することに他なりません。
最前線での成功なくして部署の成功はありえないのですから、
上司の仕事とは、部下を成功させること。
言い方を変えれば、部下に成功してもらうことです。

 

仕事を「闘い」にたとえるならば、
部下は選手であり、上司とはコーチのようなものでしょう。
コーチの仕事、役割とは、
部署のスタッフ、選手が、それぞれの持っている能力を十分に発揮すれば、
与えられた闘いに勝利できるようにすることです。

 

コーチは選手に
敵よりも強い道具を作り、与え、
その使い方を教え与え、
筋力をつけるトレーニングで力を与え、
戦い方の訓練をして技術を与え、
選手の健康のために生活と環境をコントロールして、
良いコンディションを与え、
効率よく安全に闘いの場に送り出す。
そして闘いの場において敵の分析をして、作戦を立て、
闘いの途中では闘いの状況を判断して、戦術を与え、
たとえ相手が自分の選手よりも地力が上であったとしても、勝たせる。
あるいは勝ってもらうことがコーチの仕事と言えます。
指図をすることなんて、どうでもいいことです。
何の役にも立ちません。

 

コーチは選手が勝つ為にあらゆるものを与えます。
役職が上の者は、部下の成功の為に、あらゆるもの与えるのが仕事です。
闘いのたとえで言うならば、
選手が勝つ為の道具、技術、力、
健康、環境、コンディション、作戦、戦術を与えます。
これらを与えて、
選手が勝てば、コーチも勝ちです。

 

仕事で言うならば、
部下が成功するための道具、技術、力、
健康、環境、コンディション、作戦、戦術を与えます。
与えて部下が成功すれば、仕事が成功する事になって
上司の成功でもあります。
チームの勝ちであり、上司の本当の意味での勝ちです。

 

 

 

 

 

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