谷 好通コラム

2012年08月02日(木曜日)

快洗WingⅡ タンポポが綿毛になっていた札幌で

朝、札幌に来て驚いた。ものすごく涼しいのです。
気温にして17℃くらい。
昼になっても19℃にしかならない。きわめて快適だ。

 

札幌の人に聞くと、
二三日前までは30℃まで上がっていて、
嫌になるほど暑かったのだというのだが、
今日は寒いと言って、みなさん背広を着ていらっしゃる。
私たちは、涼しくて嬉しい。
しかも半そでのクールビズシャツで平気なのだが、
暑いのにひどく弱いはずの札幌の皆さんが
これくらいの涼しさで、寒いと言って背広を着ていらっしゃるのは、
何故なのかよく考えても、よく分からなかった。

 

たぶん関東や中部の本州では35℃くらいに気温が上がっているのだろう。
申し訳ないような気もするが、
仕事で札幌に来ているのだから、仕方がない。

 

札幌には、新しい機械の最終確認でやってきた。
快洗Wingが、快洗WingⅡとして、
上手く行けば10月過ぎに新しくデビューする。

 

一言で言えばアナログからデジタルへの進化と言える。
もちろん、現状の快洗Wingも電子回路はデジタルであり、
制御も完全にデジタルである。
回路の問題ではなく、
“動き”が今のように滑らかな動きではなく、
カチッカチッとしたデジタル的な動きをするようになった。

 

目的は、水掛、泡掛け、泡すすぎ、トリートメントコート、純水掛け、
などなどすべての動きを四角くして、
四角い車に対しての動きを確実なものにした。
もともとの快洗Wingが、
現場の要求から生まれた理にかなった動きをしているので、
このデジタルな動きが実際の作業にとって効果的なのか、
快洗Wingを凌駕する性能を発揮できるのか、まだまだ未知である。
今日の確認の結果を活かして、モニター機を二台作り、
キーパーラボの二店舗に設置する。
特に、快洗Wingが現状で2台設置してある刈谷店に、
1台の新しい快洗WingⅡを設置し、
残した1台の快洗Wingと徹底的に比較してみる。

 

その結果、明らかに快洗WingⅡに優位性があればそれを発売するし、
もっと改善しなければ新しい機械を出す意味がなければ、
もっと工夫して、改善して、意味のある新機種にするための開発が、
ここからまた始まる。
はっきりと新しい製品にメリットがなければ、出さない。
これは、キーパーラボという現場を持っているからこそ出来ることであり、
逆に、現場でNGが出たにもかかわらず、
せっかくここまで開発して来たのだからといって出したのでは、
現場を持っている価値がない。

 

 

私たちの会社の独自性であり、強みは、
開発【1.技術開発部門、企画部門】を自社で行い、
店舗【2.サービス提供店舗「キーパーラボ」】を持ち、
トレーニング【3.販売営業部門】を行える会社は他にないのではと思います。
自分たちで納得のいく物を作り、
それをユーザーの直接の声が聴ける環境があり、
それを拡げて行くことができる仕組みは
他社には真似できない優位性なのだと思います。

 

モニター機が完成するのが9月中旬、
それをキーパーラボ刈谷店とどこか別の店舗で徹底的に使い、
従来の快洗Wingと比較して、
優位性が明らかにあると判断され、仕様が確定すれば、
そこから最短1ヵ月半後の10月末に量産機が出荷されはじめます。
そこから改善点が見つかれば見つかるほど開発の時間を要し、
結局、快洗WingⅡを新たに提供する意味がないと判断されれば、
最初からやり直しです。出来上がるのは来年のいつになるか分かりません。

 

今にも出来上がりそうに見えて、
結局GOになるのは、いつになるのか、いつも分かりません。
現場で確認して本当に良いものが出来なければ、量産はしないのですから、
開発費も、時間も天井知らずにかかります。

 

それでもやっぱり、良いものでなければ出しません。

 

写真をクリックしてみてください。もっと大きくくっきり見えます。

 

 

札幌では、タンポポが、やっと。綿毛になってしました。
涼しいわけです。

 

 

19時15分、札幌千歳空港を飛び立って約10分、たぶん4,000mくらい
まだ夕日の名残りがあった。

 

 

それからさらに10~15分、10,000mの巡航高度に至った時、
はるか向こうに赤がかすかに残る。

 

Posted   パーマリンク

2012年08月02日(木曜日)

いよいよ第10回KeePer選手権が始まりました

昨日から第10回キーパー選手権が始まっています。
夏と冬、年二回開催してきてもう6年目に入った。
毎回、毎回ドラマがあって、スターも出た。
沖縄のりゅうせきエネルギー・タウンズ店、K,sコーポレーション@AQUAは、
いまだ連勝記録を伸ばしている。
福山のオレンジ石油さんとか実力派や、
と思えば、福島の㈲江戸屋燃料・会津坂下SSのように
人口一万数千人の町で、
今までごくごく普通の販売店さんだったのが、
突然、全国一位に躍り出て全国を驚かせた。
スターがめまぐるしく変わった。

 

あるいは、
長崎のマツハヤ石油さんのように会社ぐるみで取り組んでいただき
多数の店舗が全国ランキングの上位の4分の1も占めたり、
青森の㈱弘善商会さんの多くの店舗のように
雪が2mも3mも積もっている冬なのに、
「洗車がないから、コーティングに集中できた。」と豪語して、
冬の選手権で全国優勝を果たしたり、
今までの常識をひっくり返すような出来事がいっぱいあった。

 

洗車・コーティング需要期の前に予約キャンペーンを展開する手法は、
澤田さんから教えてもらって、ほとんどそのまま、
全国の施工店さんで年中行事のように使われ始めている。

 

Keepercoating.co.jpのフォトログには、
キーパーコーティングを施工させていただいたお客様のお車の写真が、
なんと7万台分も載っている。
特にKeePer選手権が始まると、
このフォトログに、すさまじいまでの数の写真が送られてくる。

 

全国のキーパープロシッョプの皆さんの気迫に、
私たちは押されっぱなしである。

 

夏の選手権は暑さとの闘いでもある。
しっかりと水分補給、塩分補給を忘れずにいただきたい。
キーパーラボのスタッフは今現在直営店だけで約100名いるが、
彼らの姿を見ているだけで感動してしまうのだから、
その何百倍もの人たちが、
お客様のお車を素晴らしくキレイにして
いっぱいの「ありがとう」をいただいているのだと思うと、
札幌へ向かう飛行機の中で、一人、胸がジンと来てしまうのです。

 

 

先日に続いて今日も富士山が見えました。
間違いなく、札幌で素晴らしくいいことが待っています。

 

Posted   パーマリンク

ページのトップへ ページのトップへ

  • 最近の記事

  • プロフィール

    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

  • カレンダー

    2012年8月
     1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031  
  • リンク集

  • 過去の記事

  • RSS1.0

    [Login]

    (C) KeePer Giken. All rights reserved.