谷 好通コラム

2012年08月10日(金曜日)

その要因がないという自信はない

来年の新卒の方との面接に加えて、
また、中途入社の募集もやっていて、
何人かの人と面接をさせていただいています。

 

キーパーラボの直営店を今期中、
つまり来年の6月までに新店を8軒作ることになっているからです。

 

キーパーラボでのクリスタルキーパーの施工台数が、
販売開始以来4年目に入っても、
毎年、前年比160~180%の成長をしています。

 

「キーパーラボ」は世間においての知名度はまだとても低いので、
新店を作って1年から2年は来店客数が非常に少なく、
オープンさせてからリピートのお客様の積み上げが進むにつれて、
やっと採算点に届くのが今までの通常のパターンでした。
だから、ハイピッチで新店を作っていくと、
新店の赤字期間を既存店の利益で埋めきれず、
事業部全体が採算割れしてしまいますから、ゆっくりした出店ペースでした。

 

ところが、クリスタルキーパーの出現で事態が変わってきたのです。
オープン時にチラシを何回かに分けて大目に折り込むと、
クリスタルキーパーを中心たくさんのお客様が来店されて、
開店と同時に、非常に忙しい店舗になってしまうのです。
今までにはなかったこんな現象が、少なくとも関東の新店では起きています。
6月の後半に開店した浦和美園店がその典型で、
オープンより50日間でクリスタルキーパーを100台以上。
ダイヤモンドキーパーも40台以上施工させていただきました。

 

お客様は、
キーパーラボの店舗というより、
クリスタルキーパーという商品が今のニーズにフィットして、
リピートの積み重ねを待つまでもなくキーパーラボ新店を繁盛店にして、
早々に採算点に乗せてしまうようなのです。

 

その傾向は以前から少しずつ出てきていたのですが、
浦和美園店で決定的になりました。
これでかなりのペースで新店を造っていっても、
既存店の利益を食いつぶすことはないと判断したので下した指示です。
だから、とりあえず、
来年6月までに8店舗がオープンします。
年内に関東で4店舗くらいが確定していて間違いなく実現します。

 

増員のもう一つの理由
既存店でも毎年、
クリスタルキーパー施工台数が160~180%の勢いで増え、
売り上げ全体では120%~130%の増加があります。
その結果、
一人当たり1時間当たりの生産性である人時生産性が、
危険水域の6,000円/人時を越えて
6,500円/人時をも越える店舗が現れ始めました。
これはみんなが本当に頑張り続けないと出てこない数字で、危険なのです。
それで、急遽また、人員の強化を決めたのです。

 

 

しかし、
面接をしていて、
一つ気がついたことがあります。

 

中途入社の場合、その人は以前どこかの会社に入社して、
何らかの理由で退社した経験を必ず持っている訳です。
ですから、
どんな理由で前の会社を退社したのかを
聞かざるを得ない場合もあるのですが、
多くの場合、
自分が辞めた理由は、
辞めた会社にあって、「自分」にはないと、おっしゃる場合があります。

 

辞めた要因が自分にはないのならば、
自分はもちろん今のままでいいわけであり、
だから、自分が辞めなければならない要因が無い会社を探している訳ですから、
私たちの会社に、
その要因がないと断定するには自信がないので、
そういう方は、たいてい、お断りするようにしています。

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2012年08月10日(金曜日)

近いとかえってライバル関係になる場合がある

私も、なでしこジャパンのサッカー決勝戦を、後半だけだが見てしまった。
午前0時に寝て、午前3時に起きようとしていたが、
目覚ましが鳴れど起きれず5時近くにやっと起きた。
しまった、もう終わりかな、と思ってテレビをつけたら、
やっと前半戦が終わって、後半戦が始まるところだったのは、
返って良かったのかもしれない。
少なくとも5時間は寝たわけだから。

 

結果は負けたが、面白かった。
宮間選手とか、大野、澤、鮫島選手などなど何度もその顔を見ているので、
つまりよく知っているので、
彼女たちが一生懸命に真剣になって走り回り、
苦しい展開を戦っている様子に共感を持つのだろう。
それにしても、面白かった。
あれで勝っていれば、今朝の頭がもっとすっきりしていたのだが。

 

好き嫌いで言えば、
私は日本もアメリカも好きな国だ。
それでも自分の中にある圧倒的に日本を応援する心情は何なのだろうか。
やはり知っているということかもしれない。
アメリカも少しは知っているが、
日本にはその何百倍、何千倍もの知っている人がいて、
すっかり日本の街、文化に染まっているからだろう。

 

ドイツにはSONAXの関係で知っている人が何人かいるので、
ヨーロッパの中では一番親近感を持っているし、
オリンピックでも少しは応援する気持ちがある。
アメリカも対戦が日本でなければ応援する。

 

しかし中国にはむしろライバル心を持つのは、
中国が日本を敵視するような政策を取っているのを知っているからなのか。
あるいは、近過ぎるのかもしれない。
近いのにフランスとイギリスの文化があまりにも違っていて、
お互いにいい感情を持っていないことと似ているのかもしれない。

 

近くてもかえって文化が違っていて、ライバル関係にある国は多い。
もうちょっとでオリンピックも終わり、
少なくとも、そのことについては、また静かな日が始まる。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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