谷 好通コラム

2012年08月14日(火曜日)

お盆だし、帰って、一日、休むか。

元々の今日から明日にかけての予定は、
朝8時過ぎの新幹線に乗って、
10時に東京駅、11時までに新小岩の東京本部。
社員候補二人の面接をして、昼は食事をしながら打ち合わせを少しして、
午後1時半からスウェーデンからのお客様とミーティング。
それが終わったらキーパーラボ足立店に行き見学。
スウェーデンの人とはここで別れて、
板橋店に行き、誰かと一緒に相模原店、上溝店、八王子店に行って、
夜8時くらいになるはずなので、
誰かと食事をして(酒?)八王子に泊まり、
翌日、埼玉の浦和美園店、千葉の松戸店、松戸東店、柏店を訪ねて
東京駅から名古屋に帰る。つもりだった。
しかし、何か予感がして、八王子での宿を予約していなかった。

 

で、朝の豪雨で出鼻をくじかれたのが発端で・・

 

豪雨のため1時間半以上停止した列車に閉じ込められ、
その前後の徐行運転で結局2時間以上の遅れ。
東京駅に着いたのはもう昼。
面接の人に時間を少し変更してもらって、
午後1時半からのスウェーデンの人の予定も午後2時に変更してもらう。
それで予定の帳尻が合ったはずだったが、
朝、雨が降っていたので、
キーパーラボの店長が帰ってしまい、店にいないようだと分かった。

 

今日の関東のキーパーラボ巡回は、
前もって言ってなかったので、当然だ。
お盆ラッシュでどの店長もあまり休んでいないはず。
だから、雨が降ったらさっさと休暇に回してしまうのはラボの常なのだ。

 

それで、ふと、自分も帰ろうかなと思ってしまった。
お盆だし、帰って、一日、休むか。

 

店長がいなくても、みんなと会えるのは、
それはそれで意味は十分にあるのだが、
やっぱり店長とも会いたい。

 

幸い、来週の予定がかなり空いているので、
スウェーデンの人を足立店にご案内し、
その足で板橋店に行って、
その後の予定をキャンセルし
そのまま東京駅に送ってもらって、名古屋に帰ることにした。
あとの7軒はまた来週ということにした。

 

最近こういうことがよくある。
せっかく予定を立てたのに、
何かアクシデントがあったりすると、
あっさりと予定を中断して、名古屋に帰ってしまうのだ。
根気がなくなったというか、
予定を予定通りにこなしていかないと後がないという緊張感がなくなった。

 

何かあると、あっさり後退してしまう。
年齢を感じて無理をしないようになったのか、
あるいは、ハングリー精神に欠けるようになったのかも知れない。

 

そんな時は、
少しの敗北感と罪悪感を覚えながら、
それでも、家に帰れる安堵感が勝っている。

 

仕事をみんなに順々に任せるようになって、
仕事から緊張感が低下していくように思えるのは、
いいことなのか、けしからんことなのか。よく分からない。

 

しかし、ラボに行き、みんなの顔を見て声を交わすのは本当に楽しい。

 

 

スウェーデンから来たトーマスさん。
すごく仕事熱心な方で、とても信頼できる人です。
開発の増田所長と。

 

 

愛知から静岡であれほど降っていた雨が、
東京ではすっかり上がっていました。
雨のあと澄んだ空気にスカイツリーがくっきり

 

 

足立店です。
昨日、一日だけで60万円をたたき出し、トップに食い下がる刈谷店を突き放しました。

 

 

足立店にて
一級に合格の四月新入の内藤君。
かっこよくなりました。

 

 

ラボ店長日本一は俺以外にない。
と口に出さずとも笑顔がそう言っています。

 

 

福田副店長。チョイ割る親父。

 

 

沖縄の金ちゃん。金城君。
ずっかり男らしくなって、二年前の面影はありません。

 

 

板橋店にて
アルバイトさんの若い後藤君と、副店長のおじさんの後藤君。
ダブル後藤ですね。

 

 

入りたての今林君。
この人はものすごく有望ですね。直感しました。

 

 

キーパーラボのスター。
グルクンこと、前田君。さわやかさピカイチです。
勉強熱心が大器を思わせます。

 

 

午後5時50分のいつになく早い時間の新幹線に乗って、帰った。
お盆だし。

 

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2012年08月14日(火曜日)

豪雨で止まっている新幹線の中で

 

掛川と袋井の間で東京行きの新幹線が止まっています。
激しい雨が降っていて徐行運転も危険なようで、
車内放送では
雨脚が弱くなってきたら動き出すそうだが、
それまでにはかなりの時間がかかるでしょう。とも言っている。

 

運行途中で止まった新幹線に乗っているのは何回目だろう。
しかし私は新幹線にはもう何千回も乗っているので、
途中で止まるその確率はかなり低くはある。

 

旅客の安全が第一には違いない。
日本の新幹線は運行上の事故で死亡者を出したことはまだ一度もないそうだ。
それは奇跡的なことであり、素晴らしく、誇れることだ。

 

そういえば、
ちょっと前に起きた中国でのあの新幹線事故はあれからどうしたのだろうか。
大量の死傷者を出した新幹線同士の衝突事故は、
日本ならば鉄道史の最大の汚点として刻まれるだろうが、
中国では運の悪い誰かが責任を取らされて終わったのだろうか。
中国では、国の恥は忘れるに限るから、もう誰も何も言わないのだろう。

 

衝突事故で橋脚から落ちた新幹線車両を、
直に土の中に埋めてしまおうとした国だ、
事故の原因究明が明確に成されたとは思えない。
原因がはっきりさせずには、直すべき点もはっきりしないので
改善を図れる訳がない。
だから、あの新幹線は事故前と同レベルの安全性でしかないのではないか。
私が今後中国に行くことがあったとしても、
たぶん、中国の新幹線には絶対に乗らない。

 

もう一つの乗り物の恐怖。
上海市内と浦東空港を結ぶ最高時速400kmのリニアモーターカーがあるが、
私はそれに一度も乗ったことがない。
モノレールのようなコンクリートレールの上に、
リニアモーターカーが故障で頓挫しているのを何度も見ており、
日常的に故障する乗り物に身を委ねて時速400kmを出す勇気はないので、
私はあれには絶対に乗らないぞ。と開通当時から決めていた。

 

 

話は戻って、
今、私が乗っている新幹線。
掛川駅周辺で50mm/時間を越す豪雨が降っているそうで、
止まってから1時間近く経ったが、まだ動く気配はない。
安全第一、お天気には逆らえないのだから雨がやむまで、待ちましょう。
みんな分かって乗っているので、
豪雨を避けて線路上に止まり続ける新幹線に、
誰も文句を言うこともなく、車掌に食い下がる者も誰一人いない。
1時間くらい止まっている間に、10回は車内放送で情報が伝えられた。

 

何年か前に中国・大連の空港から上海に飛ぶ飛行機が、
霧のためにその前の瀋陽空港から飛んで来れないので、
大連空港で20時間以上待たされた挙句に、欠航になったことがあった。
20時間の間、情報はほとんど伝えられなかった。

 

安全に対する価値観や、
客を待たせることに対する価値観が、ここまで違うのは、
価値観の根本的などこかが、日本と中国ではくい違っているように感じる。

 

止まっている新幹線の中で時間を持て余し、そんなことをふと考えた。

 

 

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