2012年10月13日(土曜日)
10.13.朝、ミュンヘンに向かう。
ノイブルグの朝は霧に包まれていました。
こんな霧で大丈夫かなと思うほどの霧です。
でも、ここの人はこれくらいの霧は当たり前のように話題にもなりません。
でもSONAX本社の社屋の前に来たらその場所だけ霧が晴れているのです。
何かもっている会社だなと思いますした。
その前を通って、道路に出たらすぐさまこんな霧です。
時速100km制限の普通の道を走って、
速度無制限のアウトバーンに出ると嘘のように霧がありません。
ノイブルグからミュンヘンまで100km以上はあったと思いますが
ものの1時間でミュンヘン市内に入ります。
スムーズで、速い車を前に出すマナーをみんなが守るアウトバーンは快適です。
ノイブルグでの仕事が終わってミュンヘンでは、ただの観光です。
今回の旅行は一日だけ集中して仕事をして、あと三日間を観光に当てました。
こんなことは非常に珍しいのですが、
私と連れ合いが同じ歳で、今年還暦を迎えるので、
その記念旅行も兼ねたのです。たまにはこういうこともあります。
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2012年10月13日(土曜日)
10.13.ノイブルグの街にて。
SONAXは、ドイツ南部のバイエルン地方にある「ノイブルグ」という
ミュンヘンからアウトバーンで1時間ほどに位置する街です。
人口は約3万人と聞きました。
350年前からあるという大きなノイブルグ城が街の真ん中にあり、
大量の水が流れ続けるドナウ川がその脇を通っている。
私たちが泊まっているホテルは
HOTEL AM FLUSSという名だが、その意味は知らない。
全館禁煙で玄関脇にある灰皿が私と鈴置君の吸殻でいっぱいになっています。
ドイツの他の街をあまり知らないので、よく判らないが、
少なくともノイブルグは、中世の町並みと雰囲気をそのまま残しつつ、
近代的な設備を備え、最新の車が大量に走る、
私たちの目から見れば不思議な光景で、
この街の人が、この街を愛し、この街を誇りに思うのはよく分かります。
しかし、「地震がない」ことが、
こんなに古きものを残している文化を造り上げられる一番の要因なのでしょう。
文化として日本とは異質なのは理解できますが、
日本が地震国であることで、
石造りの家、つまり耐火性を持った家が造れないのは、
質量の大きな石で家を造ると、
地震の揺れに大きなモーメントを生じて崩れてしまうからです。
だから日本は軽い木の家を建ててきました。
だから木は燃えてしまうし、木は朽ちるので、日本は古い建物が少ないのです。
うらやましいとは思いますが、
それで日本文化が劣っているとは思いません。
日本は地震が多い国ですから軽い木の建物で、
一般庶民の家は朽ちたりする前に建て直す文化として発達したのですから、
これはこれ、それはそれです。
しかし、ドイツの街は美しい、と来るたびに思います。
本当に住んでみたいと思います。
泊まっている22室しかない小さなホテルです。
私の部屋。
ホテルの目の前はドナウ川です。
ものすごい量の水が流れています。
ドナウ川にかかる橋から、ホテルを見る。
もう紅葉が美しくなっている。
その反対側を見ると、大きなノイブルグ城が間近です。
ジャガイモとソーセージのスープ。とてもおいしかったですよ。
ノイブルグ城をドナウ川の少し下流から眺める。
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