2012年10月25日(木曜日)
10.25.あわてたし、あせってしまった。
会社の成長を考えた場合、
入れ物の大きさが、時には制約になることがある。
今の本社に移る前は、借家の貸し倉庫に本社事務所を併設していた。
今から7年前のことで、出荷量も今の5分の一でしかなかったが、
倉庫部分も徐々に手狭になってきていた。
そして机10個が並びトイレが一つの事務所と、
二階に10畳ほどの会議室がある「本社」であったが、
狭すぎるとはあまり思わなかった。
元々私は広すぎる空間は無駄でしかなく、
多少は狭いくらいの空間であったほうが合理的だと考えてきたのだ。
しかし、トイレがひとつしかないのは本当に不便であった。
営業会議とか店長会議で人が集まると、
会議の休憩時にはたちまちトイレに列ができた。
その列の中に私も一緒に並ぶのだが、
こういうことが、
ほかでも何かにつけて発生してきて、
何かをやるごとに「待つ」が日常茶飯事になっていたことに気がつき、
これはそろそろ限界だなと思ったのが、今の本社・倉庫を建てる動機になった。
かなり広いと思った倉庫も、一昨年ぐらい前から手狭になってきて、
少し拡張したが、それでも足りなくなって、
貸していた旧の愛知トレセンが返却されたのを期に、倉庫に改造したが、
それもすぐにいっぱいになってしまうのは目に見えていた。
今の本社の隣の家が、大きな庭木を切って、
引越しするかのように荷物を搬出している。
200坪はあろうかというこの隣地はなんとしても確保したい。
以前から他の人に貸し出されていた隣地は、
絶対に確保しなくてはと思っていた矢先、庭木が切られ始めたので、
しまった、これは出遅れたか。と、あわてた。
結果的には、まだ、現状から動かないことが判ったのだが、
こういう話は機を失すると取り返しがつかなくなるものだ。
本当にあわてたし、あせってしまった。
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