2013年06月02日(日曜日)
6.2.CoCo一番屋の看板と、ピンクのクラウン
いつだったか、しばらく前に
カレーのCoCo壱番屋さんの看板が、
わざと美味しくなさそうな写真になっていることを書いた。
実物よりも美味しそうな写真の看板で、
客寄せをするよりも、
実際に出て来たカレーの方が、
看板の写真よりも美味しいそうであるほうが、
実際に食べて、美味しいカレーに思えるはずだ。
「また、来よう」と思ってもらえる固定客、リピート客を作ったほうがいい。
だから、わざと美味しそうではない写真で看板を出している。
これは、CoCo一番屋さんから直接聞いたわけではないが、
看板の写真の撮影に関係した人から聞いた実話のようだ。
単なる客寄せよりも、
リピートのお客様を作ることを優先した面白い話として、紹介した事がある。
昨日と今日は
「100点ビデオ」というビデオの撮影で、
ずっと本社の1Fトレセンで撮影であった。
今月の半ば過ぎから多分出来るはずの「上達会」に使う予定のビデオです。
そのお昼に、近くのCoCo一番屋さんからカレーの出前を取り、
みんなで「やっぱ、ココイチのカレーは美味いな~」と、
カレーを食べながら、
ふと考えついたのです。
「あのピンクのクラウンのCMも同じようなことだったのかな。」
新しいクラウンがすごい勢いで売れているらしい。
特にアスリートが売れているらしい。
しかし、最初、テレビCMに出てきた「ピンクのクラウン」は、
お世辞にも趣味がいいとは思えず、
アスリートのグロテスクにまででかいフロントの口と相まって、
ほとんど「今度のクラウンって・・最低じゃん」と思っていた。
ところが、あれを最初にデレビで見せられているので、
実際に「黒」や「白」のクラウンの実物が街を走り始めると、
「ほぉ、まともな色のクラウンは、なかなかカッコいいね」と感じたのです。
これなら乗れるな。とも。
ひょっとしたら多くの人がそう思って、クラウンを買ったのではないだろうか。
まず、TVでギョッとするようなピンクのクラウンを見せられてから、
カーディーラーさんのご招待か何かで新型クラウンを見に行ったら、
実際に見たクラウンは「黒」か「白」。
あるいはもっと渋い色で、あのでかすぎる口も引き締まって見える。
そして、
「おお、これはカッコいいじゃん、・・・」と、なったのではないだろうか。
買うつもりなんてまったくなかった人までが、
「これなら欲しいな。」と思わされてしまった。
それで新型クラウンが今たくさん売れている。なんてことかなと思ったのです。
ちょっと考えすぎでしょうか。
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