2013年08月08日(木曜日)
8.8.TOM‘Sの快挙の知らせ
私は今日、富士スピードウェーでまたインタープロトに乗ってきました。
練習です。
前回の練習でやっと1分59秒台で走れたので、
今日は、1分55秒を目標にと気合を入れていました。
しかし、富士スピードウェーでは明後日、
スーパー耐久レースが行われることになっていて、
私のインタープロトのクラスが走る時間帯には、
そのスーパー耐久に出場するバリバリのモンスターたちが混走するのです。
ぞっとしました。
もう10年近く昔になりますが、
私はこのスーパー耐久シリーズの
「十勝24時間レース」に少しだけですが出場した事があります。
http://blog.sensya.com/president/index.php?ID=937&ym=2004.08
あのときの恐怖がよみがえります。
私よりも20秒近く早い奴らが、
自分に襲い掛かるように抜いていく中で、
インタープロト実質2回目の練習といっても、
なかなか走れるものではありませんでした。
タイムも2分2秒が精一杯で、練習としては失敗です。
成果がなかった割には、本当にくたくたに疲れました。
でも、まだ、やめようとは思っていません。(こまったものです)
そんなヘボな話とは、別世界の話が舞い込んできました。
スーパーGTでお世話になっているTOM‘Sから、
うれしい報告です。
TOM‘Sの快挙です。
TOM‘Sは日本のレース界の中でも、ちょっと別格ですね。
送ってきたのは、
TOM‘Sの番頭さん井藤さんです。
この人については、一度じっくりと書いてみたい人です。
以下、井藤さんからの報告。
各位
いつもお力添えを賜り、誠にありがとうございます。
8月3日~4日に亘り、栃木県のツインリンクもてぎにて開催されました
全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦ならびに、
全日本F3選手権の第10戦と第11戦の報告書を送付させていただきます。
トムスにとっては最高の週末でした。
F3においては
ドライバー、チーム、エンジンチューナーの三冠を獲得し、
スーパーフォーミュラでは1-2でフィニッシュ。
これ以上の喜びはそう味わえるものではありません。最高です。
この喜びの背景には、
スタッフ達の情熱と努力があることはいうまでもありません。
特に今年のレーススケジュールは“殺人的”と言えば
大袈裟かもしれませんが、
かなり過密なスケジュールをこなしているのが実情です。
特にスーパーGTにも参加しているチームの大変さと言ったら
あながち“殺人的”と言っても過言ではなさそうな状況です。
来年からマシンがSF14へと変更になるため、
本レースの前にそのテストが行われ、
引き続き本大会へと傾れ込んでいます。
そのようなハードスケジュールを消化しつつ、
見事に1-2フィニッシュや三冠を達成したスタッフに、
身内ながら心より拍手を送りたくなる気持ちは
決して小生だけではないでしょう。
皆を見ていると
そこに迸る“情熱”と“義務感”と“覚悟”が感じられます。
“情熱”、“義務感”、“覚悟”と書いてしまうと
当たり前の平凡な言葉でしかないが、
今の時代この言葉が薄れてきているのではないかと感じてならないのです。
1970年に大阪で開催された「大阪万博」をプロデュースした堺屋太一氏
(当時通産省所属)が、この「大阪万博」を成功に導いたのは偏に
壮大なプロジェクトは夢に始まり、情熱で持続させ、
義務感を持って纏め上げなければ成功はない
と、当時を振り返った著書で述べておられました。
まさにレースの世界もお客様に対して
“非日常性”を提供するエンターテーメントであり
“夢”や“希望”や“勇気”や“感動”を与えうるスポーツであると言えます。
そのためには演じる側の“情熱”や“義務感”や“覚悟”を伝えること
が我々に与えられた使命であり、責務と言えます。
それをお見せできたことに大満足をしております。
それは傍から見れば単なる自己満足かも知れませんがねぇ・・・・。
報告書を送付させていただきます。
ご査収賜りますようお願い申し上げます。
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