谷 好通コラム

2014年05月31日(土曜日)

5.31.丁寧なコピーと、乱暴でも判りやすいコピー

日頃から、タイムスの記事とか、
パンフレットのコピーなど、色々な文章を書いています。

 

そのたびに悩むのは、
文章を書いていると、
つい、あれも書きたい、これも書きたいと、
いっぱいの要素を入れてしまって、
一番に伝えたいことが何だったのか、ぼやけてしまい、
相手に、肝心なことが伝わらないボケたコピーになりがちなことです。

 

コピーはシンプルな方が、
絶対に、伝わりやすく、解かりやすい。
これは鉄則です。
でも、乱暴になってはいけません。

 


【丁寧なコピー】

 

羊毛製の手洗い洗車モップ
「ラ・モップ」は、
オーストラリア産の羊だけで出来た天然のものです。

 

だから、毛の密度が高く、
手洗い洗車に使用時、砂埃を高密度の毛の中に取り込んで、
車に傷をつけることをキチンと防いでいます。

でも、天然物の羊の毛皮なので、
人間も毛根が弱い人がいるように、
羊にも、毛根が弱い毛皮の羊がいます。
つまり毛皮の毛が抜けやすいのです。
100枚に0.5枚くらいの確率であります。

 

だから、洗車をしていて
毛が抜けてくるような脱毛のラ・モップがあったら、
「毛根の”弱い”羊のラ・モップがあった。」
と、ご面倒ですが送り返して下さい。
すぐに、
「毛根が”丈夫な”羊のラ・モップ」を、
交換品として、すぐ、お送りし直します。

 

ラ・モップは、
お車にきわめてやさしい性能を持っています。
しかし天然物である為に、こんな面倒なこともあります。
どうか、ご容赦下さい。

 


【乱暴な短いコピー。 でも解かりやすい?】

 

羊毛・手洗い洗車モップ
「ラ・モップ」は天然物です。
だから、人間にも脱毛症の人がいるように、
羊にも、毛根が弱いやつがいるのです。
だから、まれに、
毛が抜けるラ・モップがあります。
「ハゲるラ・モップがあった。返品だ!」・・と、送り返して下さい。
すぐに、
毛根が丈夫な羊のラ・モップを交換でお送りします。
ラ・モップはきわめてやさしい洗車ができるのですが、
天然物ですので、ご容赦下さい。

 

 

 

下のコピーは、
乱暴な単語が使ってあるので失格です。
でも、この乱暴な言葉によって印象に残り理解しやすいのではないかと思います。
どうですか?

 

ラ・モップ

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2014年05月31日(土曜日)

5.31.私のマイルはどうなっているのでしょう?

私は飛行機によく乗りますが、
チケットは地元の旅行代理店に頼みます。
すると私の身障割引も分かっていますからいちいち手続きも要らず、
黙っていても割引でチケットを取ってくれますし、
マイレージの番号も分かっているので、自然にマイルもたまっています。

 

しかし、あまり気にしたことがないのですが、
大量に貯まっているはずの私のマイルはどうなっているのでしょう?
私は貯まったマイルを自分で使った記憶がありません。
使わないので、期限切れになって消滅しているのでしょうか。
私はそういうことに無頓着なので、あり得ますが、
しっかり物のみんなが管理してくれているので、
マイルは、私の知らない間に、何かしら有効に使われている”はず”です。

 

航空会社の「マイル」とか、
色々な「ポイント」を集めている人が多くいます。
かしこい消費者というのでしょうか。
お買い物をより楽しむためなのでしょうか。
少しでも得をするためなのでしょうか。
ポイントを貯めて、そのポイントでまた買い物をします。
ポイントは買った金額に対して1%とか2%程度のものが多いようです。

 

私達のキーパーLABOでも、
自前のポイント制度をやっています。
SASというオリジナルのPOSシステムで、
売上げ金額に対して5%のポイントをつけています。(車検・板金を除く)
洗車もコーティングもサービス商品であり、
いただくのは技術料であり、
仕入れ率は物販ビジネスよりもはるかに低いので、
5%と割りと大きなポイントを提供する事が出来ています。
しかしそれでも、そのポイントを利用されるお客様は
全体の半分くらいの人です。
年に一度、貯まっているポイント数をDMでお知らせして、
ご利用を訴求するのですが、それでもやはり半分です。
だから、実際のポイントによる割引率は全体の2.5%です。

 

この半分のご利用率というのが高いのか低いのか、
私には分かりません。
しかし、
ポイント数をお知らせするDMをお出しすると、
それなりの反応があります。
だから、ポイントをつけずに単に価格を2.5%だけ安くするよりも、
ポイントで還元する方が、費用対効果が高いと想像されます。

 

ポイントは、ほんのちょっとだけですが、
貯める人にその割引が集中します。
出したポイント分のコストは商品の単価に広く薄く乗っているはずですが、
そのコストの分の還元はポイントを使う人だけに集中します。
といってもたかが1%とか2%のものですが、
それが自分のものになるか、人のものになるかを思うと、
しっかりした人は、
ポイントを貯めて、使う側になるのでしょう。

 

そんなことを思ったら、
自分のANAのマイルがどうなっているのか、気になってきました。

 

今から飛行機で、福岡に向かいます。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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