谷 好通コラム

2015年10月15日(木曜日)

10.15.「無痛~診える眼~」って本当にあるのかもしれない。

先日、テレビで、「無痛~診える眼~」というドラマを見て、
ドキドキしました。
二人の主人公の医者は、人を見ると、
一瞬のうちに診断してしまって、診て、
「あの人はネフローゼの兆候(?)と、発汗があり・・・・」とか、
よく分らないですが、
人を見ると、その人に表れている現象を一瞬にして診えてしまい
論理的組み上げで、その人の症状を見抜いてしまうのです。
そして、通りがかりですれ違った若者が、
間もなく暴れ始めるのを見抜いて、その前に警察に通報して不思議がられたり、

 

この医者には「診えてしまう。」らしいのです。
これはテレビのフィクションのドラマなので、
そんなことが本当にあるのかどうか分りませんが、
私には、この話があながち作り話ではないような気がしています。

 

普通のお医者さんとは異次元の、「名医」っているものです。

 

もう30年以上も前のこと、
私がまだ独立していない30才を過ぎたくらいの頃、
N歯科で、虫歯になった奥歯を抜くことになったのですが、
1本の奥歯を抜くのに1時間以上もかかって、でも結局、その日は抜けなくて、
次の日にまた行くことになったのです。

 

でもさすがにもう、このN歯科には行きたくなくて、
翌日は、私のオヤジが行っていたT歯科に行くことにしたのです。
そうしたら、治療が始まって3分もかからずその奥歯が抜けました。
前日に1時間以上もN歯科で苦しんで抜けなかったのが嘘のようです。
その時は本当にN歯医者に行かなくて良かった。と、
つくづく思ったのでした。

 

それで、そのT歯科が、私のかかりつけの歯医者さんになり、
しばらく経って、色々あって、
T歯科で前歯の大部分を差し歯にしてもらいました。
これはこれで具合が良く、10年以上過ごしました。

 

しかし15年前、仕事中、トラックに快洗Jr.(初代)を載せようとした時、
うっかり、その快洗Jr.が滑って、私の顔、それも口にまともに当たって、
差し歯が全部折れてしまいました。
万事休すです。
すぐにT歯科に走って、何とかしようと思ったのですが、
T歯科の院長先生は、「入れ歯にするしかないね。」とおっしゃる。
しかし、その頃、私は全国を文字通り飛び回って、
日本国中のあちらこちらで講演などをしていました。
なのに、大きな声で話をするのに”入れ歯”では滑舌が悪くて、
まともに話もできず、仮で入れた入れ歯はつらくて、本当に一時は絶望的でした。

 

しかし、その時、
経理のおばさんが、
「インプラント」って知ってますか?と、
ご自分のご主人がそのインプラントを入れてもらった
名古屋市守山区の堀田歯科という歯医者さんを紹介してくれたのです。

 

これが、私の復活劇となって、今があると言って過言ではありません。
この時の話は、このブログの15年前の第一話「復活の日」に書いてあります。

 

堀田先生は今まで知っていた歯医者さんとは全く違っていて、
その体型も、動きも、言葉も豪快なのですが、
とにかく治療について、インプラントについても、
何をどのように、何故、どうするのかを、詳しく話してくれるのです。
面と向かって真正面に話をしてくれる歯医者さんなんて見たこともありません。

 

それで治療の腕は超一流なのです。
何人もの私の会社の社員もお世話になりましたが、
痛くて苦労していた歯も、たった一回の堀田先生の治療で、
まったくの無痛状態になったものです。
みんな本当にびっくりでした。

 

堀田先生は、実感を持って「名医」と思います。

 

そのくせ欲がなくて、
ウルグアイのホセ・ムヒカ大統領を紹介するテレビを見ていて、
この堀田先生を思い出したものです。

 

そんな「名医」を、15年ぶりに経験しました。
歯医者さんではありません。整形外科の先生です。

 

ひょっとしたら、私はまともに歩けるようになるかもしれません。
車いすを使った生活も、少し慣れてきましたが、
ひょっとしたら、私はまた、まともに歩けるようになるかもしれません。

 

15年目の二人目の「名医」との出会いに、今日、ちょっと感動しました。
実は、堀田先生が紹介してくれたのです。

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2015年10月15日(木曜日)

10.15.上から話していると、自分が偉くなったような気がしてくる怖さ

昨日はある経営コンサルタント会社が主催の研修ツアーで
約30名の経営者の方が私どもの会社に来られて、ラボ店舗を見学され、
トレーニングセンターで1時間半、講義の形で私が話をさせていただきました。

 

IR用の資料とさらに手を加えたパワーポイントで話をしたのですが、
皆さんが座っていらっしゃる席より一段高い位置に座って
大きな声で一生懸命に話をしている間に、
自分が偉くなったような気になっている自分を感じ怖くなりました。
複数の人を相手に、上から話をしていると、
その位置関係だけで、自分が上位に立っているような錯覚をするのでしょうか。

 

技術研修をしている若いスタッフ達に、
「インストラクターみたいなことをやっていると、
皆さんが自分の話を熱心に聞いてくれるので、
自分が偉くなったような気になってしまう人が多い。
・・・・勘違いをするんじゃいぞ。」と、
繰り返し、繰り返し言っています。
その自分自身が、
政治家のように上からたくさんの人に、上から、
自分の言葉に酔ったかのように演説をしていることに、ふと気が付くのですが、
本人は、聞いていらっしゃる皆さんに対して良かれと思って話をしているので、
ブレーキが効かず、そのまま自慢話のように終わってしまいます。

 

終わって、
しばらくしてから、自己嫌悪に落ち込むのですが、
もうどうしようもありません。
何故、ああいう時に、冷静に謙虚な自分になれないのか、情けないことです。
つくづく、自分は小物だなあと思います。

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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