2015年10月20日(火曜日)
10.20.「指先の目」でKeePerをかける少女?
今日は大宮で大きな会社の「技術力向上コンテスト」に参加しました。
私は参加したと言っても、
みなさんの競技を見て、最後に講評をさせてもらうだけですが、
皆さんの競技を拝見するのがとても楽しみで、大好きです。
こんなコンテストが、日本国中のあちらこちらで行われるようになりました。
しかも今日は、そのコンテストの草分けの人が主催するコンテストで、
私達も一段と気合が入ります。
それにしても、最近のコンテストはレベルが上がっています。
キーパーコーティングを始めて何年か経っているので
施行した台数が増えているから当然といえば当然ですが、
出場するそれぞれの会社が事前に個別に競技会をやって、
その競技会を勝ち抜いてきた人たちが出場してきているのですから、
レベルが高いはずです。
優勝はゼッケン22の女性、
セキショウカーライフ株式会社 Dr.Drive成島店の名久井里菜さん。でした。
得点では2位の同じ系列会社の中嶋彩貴さんにわずか0.5ポイント差で、
薄氷を踏むような優勝でした。
この二人は競技としての採点を一つ一つ取っていけば、
同じような優秀な技術で僅差でしたが、
名久井さんはちょっと特別だったのです。
一言で言えば
「指先の”目”で、KeePerをかける少女」とでも言いましょうか。
全体の動きもしなやかだったのですが、
手首が飛び抜けてしなやかに動き、まるで指先に”目”があるかのように、
車のプレスラインに沿って、スポンジがピターッと吸い付くように、
ダイヤモンドキーパーケミカル(orレジン2)が塗られていきます。
ビターッとです。
思わず見入ってしまいました。
こういう人がやったKeePerはまったく隙がなく完璧なのです。
これは珍しい人ですが、もう一人います。
イマージンKeePer PROSHOP岐阜の
大山奈津美さんもそうでした。やはり女性です。
2015年4月のキーパー技術コンテスト全国大会2位で準優勝に輝いた人です。
ダイナミックな体の動きにかかわらず、
手首がまるで別の生き物のようにしなやかに動いて、
指先に目が着いているかのように、
車のボディーを、ケミカルが着いたスポンジで舐めていきます。
全国大会では最後の確認作業に手間取って、
時間が少し遅れ、2位に甘んじました。
今回の名久井里名菜さんは優勝しましたが、
最後の確認作業がスパッとできずに、
3分の2までグループトップのスピードだったのに時間が遅れて、
僅差の優勝になりました。
仕事でしたが、うまい人がいっぱいのコンテストを見て、
めちゃくちゃ楽しい一日でした。
応援FAXが壁一面を埋めます。力作ぞろいです。
総勢何百名いるかわかりません。
いつものようにピリピリした空気の中、競技が進みます。
「お引き渡し」も採点されます。
優勝者の名久井さんです。動画でないとビターが分かりません。
特別賞応援FAX部門
審査をさせていただいたいつもの面々。
表彰式はものすごく盛り上がりました。
最後に、優勝の名久井さんと2位の中嶋さんに挟まれてご機嫌。
いつものように「キー、パー、」とやってもらいました。
はたして、名久井さんの指には”目”があったか?
よーく見てください。
・・・
・・・・
あるわけがありません。
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2015年10月20日(火曜日)
10.20.意外なことが、意外にもあるもので
今日は東京経由で大宮に向かっています。
残念ながら、また車いすを使っています。
昨日の夜、名医との出会いのおかげで
足の痛みが無くなり調子が良くなっているので、調子に乗って、
階段を不用意に降りたら、足首を”ぐきっ”とやってしまったのです。
来週、足首を固定する装具を着けることになっているので、
痛みが無くなったとしても、
それまでは十分に注意しなければならなかったのに、
調子に乗ってしまったのは、本当に馬鹿でした。
しかし一晩寝た後も、腫れ上がってくることはなかったので、大丈夫でしょう。
もうちょっとだけ我慢して、またちょっとだけ車いすを使うことにしました。
もうちょっとの間だけです。
昨日の夜、
社員持株会(名称:社員株主会)の理事会に提案があって同席しました。
そこで驚いたのは、
ひょっとしたら会社の本体よりもむしろキチンと、
ルールに厳格に従った運営がされていたことです。
普段は、○○所長、▽□マネージャーと呼んでいる人に対して、
この理事会においては、あえて、
「○○理事、この件について報告をお願いします。」とか、
「分りました。▽□監事、手続きをお願いします。」とか、
普段は冗談を連発しているような人が、
仲間たちのお金を預かっている立場として、
照れくさくなるような言葉を使って、くそ真面目に議事を進めている様子は、
ちょっと、感動モノでした。
自分の子供みたいな気持ちで付き合ってきた若者が、
意外にも、いつの間にか大人になっている現場を見てしまったみたいな気持ちで、
嬉しい気持ちと、照れ臭いような気持が入り混じって複雑でした。
自分もいつまでも成長しようとあがいている間に、
みんなも同じようにどんどん成長していることを感じた意外な時間でした。
※理事会もテレビ会議です。
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