谷 好通コラム

2016年09月08日(木曜日)

9.08.チームの役割を明確にして新店を効率的に作り出す

昨年末から今年にかけて新店の開発が滞っていましたが、
これは新店物件の開発から建設、開店にかけて個人プレーに頼った部分が多く、
何か傷害が出るとたちまち全体がストップしてしまう傾向がありました。
そこで考えて、
これはと思った若い幹部社員に設計ソフトのCADを覚えさせ、
また違う若い幹部社員には営繕を覚えさせ、この二人を軸にして、
新人をもう一人とベテランの元大工さんをつけて
「店舗部」なる部署を新設しました。
これが一番大きな転機でした。

 

色々なチャンネルから出てきた物件は役員全員が情報共有していって、
見るべき物件ならば土地勘があり、動ける人間がすぐ動き、
大まかな判別をした上で
可能性がある物件については、
社長、常務クラスがすぐ動いて素早い判定を下す体制にしました。
それでOKならば、
事務方の常務たちが契約に向けての交渉に入ります。
(事業サポート本部の永田常務は地主さんとの話が実に上手なのです。)

 

交渉の間にも、店舗の建設のための平面プランを作り始めます。
プラン造りは店舗部を中心にして私達も加わって作ります。
プランが出来あがり、契約もOKならば
建築士さんに申請用図面を書いてもらって申請に回します。
このプロセスをもっぱら店舗部が引き受けます。
申請の期間中には建設会社と建設費用の見積もり請求と交渉ですが、
財務部と店舗部の共同作戦です。
そしていよいよ建設が始まったら建設管理は、
店舗部と現地のLABO責任者が行います。

 

物件の採用の判定をまず現地の人の土地勘に計り、
良ければ最終決定権者が素早く判定を下すという部分と、
店舗部が建設に関連すること全体に機動的に関っていく部分が、
いくつもの物件を同時に進めて行く原動力になっています。
昨日の夕、開示した1軒の移設店を含む3軒の新店の情報を出しましたが、
進んでいる物件数はこんなレベルではありません。

 

ただ、こうやって多数の物件を同時進行していくと、
だんだんリズムがシンクロしてきてしまうのか、
みんな一斉のタイミングになりがちです。

 

本当にこれから大変になります。

 

【大阪府、LABO交野店】

 

 

【茨城県、LABO三戸内原店】

 

 

福山市の新涯店を移設、【広島県、LABO福山店】

 

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    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
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