2017年08月16日(水曜日)
8.16.日本国中のじいちゃん、ばあちゃんが一番寂しい日
お盆が終わって上りの高速道路が大渋滞しているそうだ。
今日は、日本国中の”じいちゃん”と、”ばあちゃん”が寂しい日。
あんなに賑やかで元気な”孫たち”が帰ってしまった日。
孫たちを見送ったばあちゃんがポツンと一言「また、二人だけだね。」
じいちゃんが力なく「うん」。
私はまだ現役なので、
孫たちから「じいちゃん」と呼ばれたくなくて、
「大きいお父さん」と呼ばせているのは、
自分でも情けないとは思っている。
孫が可愛いと同じ歳くらいの年寄りが言っても、同感しなかったのは、
本当にそういう言う感情にならなかったからだ。
しかし、その感情が分るようになったのは、
私が歳を取ったからなのか、
孫たちが大きくなって気持ちのやり取りが出来るようになったからか。
自分でもよく分らないが、
孫たちを見ているだけで楽しく、愛しく感じるようになった。
家は、十五年前まで、
私たち夫婦と、両親と、二人の子供たちが暮らしていて、
犬が3匹と猫が3匹、いつも、にぎやかだった。
でも、やがて親が逝き、施設に行き、息子が出て、娘が嫁ぎ、
二人だけの家になって、もう何年経つだろう。
それでも仕事を一生懸命やっていて、
毎日が忙しく、寂しいなんて全く思わなかった。
でも、娘と孫ふたりが帰って来て、
家中がにぎやかに、声がいっぱい溢れて、夢のような時間が過ぎると、
娘と孫が帰って行って、いなくなって
ばあちゃんが「また二人だけになったね。」と言うと、
じいちゃんの私は、「うん」と、うなづくことしかできない。
一匹の犬と一匹の猫も寂しそうだ。
本当にさみしそうだ。
今日は、日本国中のじいちゃんとばあちゃんが寂しく
「また二人だけだね」「うん」と短く言葉を交わす寂しい日。
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