谷 好通コラム

2018年10月15日(月曜日)

10.15.史上初、カーディーラーさんのキーパー技術コンテスト

今日、キーパー史上初がありました。
愛知のカーディーラー「トヨタカローラ中京」さんが、
社内のキーパー技術コンテストを、キーパー中央トレセンで行ったのです。

 

元々トヨタカローラ中京さんは自主的にキーパーを取り入れ、
技術研修も積極的に取り入れられていました。
多くのカーディラーさんは、
カーコーティングは下請けの業者さんを使って外注にしているのですが、
トヨタカローラ中京さんでは
メカニックの方がキーパーの施工技術を身に付け、
自前で施工する内製化を果たし、
今後、使用年数がますます伸びて行く自家用車において
カーディーラーでも整備などの収益の重要性が増してくることに備えて、
キーパー導入で、アフターのカーコーティング需要に応えようとしている
先見の目をお持ちのカーディーラーさんだが、
追随するカーディーラーはそんなに多くない。

 

キーパー技術コンテストは社長の発案で決まったようだ。
出場者は全員がメカニックの21名。
店舗が休日の為、応援に同僚の中間たちが70名くらい。
事前にクリスタルキーパーの研修スクールを全員で受け、
技術の再確認を行った。

 

結論を先に書くと、
このコンテストは立派にキーパー技術コンテストとして成立していました。
みんな、熱心に練習したようで、結構、上手い。
時間もみんな30分台でこなしていて、飛び切り速くはないが、十分に合格だ。
仕上がりも丁寧で、拭き残しによる減点は少ない。
何よりも、選手の皆さんの熱心さがすごい。
それを支える仲間たちも多く、あたたかい。
入賞者たちの喜びは、いつもと同じだ。良かった。
来年も是非やりたいとおっしゃっていただいたのには素直に嬉しい。

 

 

少子化と車ばなれ、
カーシェアリングによる車の非所有化、
そして電気自動車の出現、普及によって車そのものの電気家具化など
生活の中での一番の出費=消費の源であった「自家用車」が、
大きく変貌しようとしている中、
それに関わる産業も大きく変わっていくことが求められている。
「新車の販売」という車社会の一番大きな需要を担ってきたカーディーラーも、
車の電気家具化によって一人天下の世界が揺らぐことは間違いない。

 

トヨタ自動車が販売チャンネルごとの専売車種をやめて
すべてのチャンネルですべての車種を扱うことが出来るようにするそうだ。
この大胆な既得権の撤廃は、
すべてのトヨタの販売店にとって従来ではあり得ない大革命だ。

 

石油業界と同じように自動車業界も
自らの新しい在り方を、懸命に、模索しているようだ。

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