2019年03月16日(土曜日)
3.16.バカな問題児おっさんA
実は今、私は、自宅にいます。
手術の前と後の数日は、サポートすべきことが多いので
利便性を考え、一時的に整形外科の病棟に移って欲しいと言われ、
昨日の午後、8階から7階の個室に移ったのですが、
その部屋がナースステーションの真ん前にあるので、
ナースコールの呼び出し音がひっきりなしに鳴るのです。
それも結構大きい音で鳴るので、
その音が耳に着いてしまい、
深夜になると相当に音量も下げるし、鳴る頻度も少なくなるのだが、
それでもやっぱりある程度は鳴って、
一度耳に着いた音は睡眠を邪魔して、
入院以来初めて眠れない夜を過ごしたのです。
明後日が手術の日、今日の夜も続けて眠れなかったら
ひどい寝不足のまま手術を受けるのには抵抗がある。
そんなことを悶々と考えて、
おまけにひどく狭い部屋なので、いろんな意味で不便で、
どこに何があるのか分らなくなってしまい、イライラする。
そこで、今日の朝、7時過ぎ。
今日の担当になったという看護士さんに、
「こういう部屋に移動するという話は初めには聞いていなかった。
部屋を申し込む時点でも全く聞いていない。
このまま手術後の一番しんどい期間をこの部屋で過ごすのはつらい。
家に帰りたい。」
と言ったら、
看護士さんはすぐに「ちょっと待ってください。報告して相談します。」
と言った。
看護師の上司に相談するのかと思ったら、
30分もしないうちに、
なんと、主治医の稻田先生ご本人が現われて、(まだ8時前なのに)
「手術の前後はこの場所でないと出来ないので仕方がないのだけど、
谷さんは相当ストレスがたまっていて、
ここにいると、きっと、もっとストレスがたまってきて、
それは困るので、
今日と明日の二日間自宅に帰りなさい。
手術前日の夜8時までにこの部屋に戻って来ればいいので、
今日は自宅に帰えった方がいい。」
それで何とか
手術は受けられることになったのです。
この病院の報・連・相の超スピードはびっくりするほど速くて、素晴らしい。
何かイレギュラーなことがあったら、
躊躇なく、ボスに報告され(この場合は医師)
ボスが即断して、間髪を入れず、解決する。
絵に書いたように見事な報・連・相だ。勉強になりました。
それにしても、
入院してからもう10日間。
毎日、外泊と外出を繰り返し、一日たりとも病院にジッとしていず、
手術の前々日なって、
手術の為の部屋に移動させると、
「はじめに聞いていない。外の音が聞こえ過ぎで一向に眠れない。
これでは手術に差し障るので、もう手術もやめたい。家に帰りたい。」
とは、
本当に困ったワガママな、問題児おっさんAである。
自分でも解かっているのですが、
つい、言ってしまうのです。
明後日は、私の背中を切り裂いて、
背骨に穴をあけて、圧力を抜く手術をするご本人を、
「音がうるさくて眠れないから、手術をもうやめたい。家に帰る。」
と、駄々をこねて、困らせるとは、
私は半端なくバカである。
これを書きながら「あんなこと言うんじゃなかったかな。」と後悔するが、
後悔後に立たずとはまさにこの事です。
私が帰ってきて
喜んでいるのは、リンダとチーちゃんだけ。
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