2019年04月11日(木曜日)
4.11.相手が解らないことが分らない人達
特に取扱説明書とかがそうですが、
自分は、
その対象の製品が何であって、
どうすればどうなるのかを知っているので、
知っている事を前提としたような、やおら肝心な作業の説明から始まって
しかも、知らない人には全くちんぷんかんぷんな名称を平気で使うなどして
知っている人にしか絶対理解できない説明書を、
本人は真面目な顔して書いていることがある。
あるいは、
自分は知っているので解かる事でも、
相手にとっては知らないことなので、
知っているから理解できるような説明をしても、相手が解かる訳がないのに、
自分は相手が解らないことに気が付かずに、
自分達にしか解らない説明を、
ダラダラと続けている事がある。
自分で、自分のその説明にうっとりと悦に入っている。自己満足の境地。
製品の取扱説明書であれ、
サービス商品の作業マニュアルであれ、
その製品やサービス商品の事を知らない人に対して、
知っていただくために説明しているはずなのに、
わざわざ、知っている人だけが理解できる言葉を使って、
あるいは、相手が解らないことを忘れたかのように。
自己満足の境地で、説明してしまい、
相手が解らない顔をしていることを内心で笑う馬鹿な奴もいる。
特にその世界でしか使わない専門用語をやたらに話に混ぜて、
相手が解らないことを馬鹿にするくだらない大馬鹿野郎もいる。
さすがにそんな大馬鹿野郎は相手にしなければいいだけだが。
今日は、KeePer タイムスの校正をやった。
KeePer タイムスはKeePerを取り扱っている技術者の方が読む場合が多いが
全部で約2万部出しており、お客様がいる場所に置かれる場合も多く
誰が読むかも分らない事を前提としている事は当然だ。
KeePerを全く知らない人までを前提とするのはさすがに無理があるが
自分達にしか解らないことが、
相手に解ることを目的にしていない書き方になっていることが目立って、
相当分をNGにした。
人と人との問題も、
すべからく、解り合えることが肝心である。
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