2019年04月30日(火曜日)
4.30.平成から令和に変わる
日本独特の象徴天皇の制度において、
現天皇が自らの意志で退位し、その長男が新天皇として即位する。
それに伴い、元号が「平成」から「令和」に更新される。
ということで、それで何かが変わるのかと言えば
今の”時”の呼び名が変わるだけで、実は何も変わらない。
しかし、
これを良い機会と考えて、ついでに、何かを変えようとすることもある。
そのことは別に悪くはないが、
元号が変わっても、
その事自体で何かが変わることはなく、
同じだから
単なる踏ん切りの一つとして、
令和に変わったから・・・と何かを変えるきっかけにするだけで、
例えば何かの呼び名を変える等はあっても、
何かの実際、あるいは実体を変える理由にはならない。
だから、
たとえば、
「平成から令和に変わったので、これをきっかけに値上げします。」
と言ったら総スカンだろう。
そんな自分勝手な行為は誰からも支持されない。
テレビは視聴率を取ろうと、
「元号が変わる歴史的な一瞬」といかにも大ごとのように煽るが、
元号の更新とは、
心に高ぶりを感じつつも
本当は冷静に受け止めるべきことなのではないだろうか。
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