谷 好通コラム

2020年03月18日(水曜日)

3.18.あれからもう1年が経ちました。3月18日

去年の3月18日も私の誕生日でしたが、
去年は腰の手術の当日で、
とても誕生日おめでとうとは行きませんでした。

 

ベッドに寝かされて手術室に入って、
麻酔医が何かを言った瞬間から、
暗い集中治療室で目が覚めた瞬間まで、
何一つ覚えていず、まったくゼロ秒の瞬間移動のようでした。
術後、麻酔が覚めて、体じゅうが全く動かせないあの痛くて長い時間、
ずっと「絶対もう二度と手術なんかするものか」と心の中で叫んでいました。

 

しかし、手術の後の、つらい時期はたった三日間で済んで
手術そのものが軽いものだったのかどうかわかりませんが、
四日目から起きて座ることが出来
お見舞いに来てくれた人たちに「な~んだ」とあきれられたものでした。

 

あれから1年経ったとは、あっという間のようで、
ものすごく変化に富んだ長い一年間のような気もします。

 

それに比べると、今年の3月18日は平和でした。
昨日は、久しぶりに夜遅くまで酒を飲んで、楽しみました。
前夜祭は豪華でした。

 

しかし今日の誕生日当日はいろいろあって、
お祝いをするようなことは出来ませんでしたが、
スタジオの自分の部屋に若い子が、
入れ代わり立ち代わりで仕事を持って来てくれて、大変仕事ははかどりました。
その中に、どうしたわけか、
「焼き芋きんとん」を一個っ‼
三浦のバカタレが「お誕生プレゼント」と言って、持ってきました。
そのお付き合いか、デザイナーの一条君が、
どこにあったのか「生八つ橋」を一箱持ってきて、一緒に食べていきました。
一個しかない焼き芋きんとんは、
もちろん私が食べたことは言うまでもありません。

 

今年の私の誕生日は、去年と違って、
まったく緊張感のない、たのしくもバカバカしい誕生日だったのです。

 

 

そんなことを思っていたら、
ドイツのドクター、マンフレッドピッチから
「お誕生日おめでとう」のメールが入りました。
こんな素敵な写真が添付されて。

 

 

芋きんとんのバカタレ三浦とはえらい違いです。

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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