2020年06月11日(木曜日)
6.11.何年後か、今日とうとうやる事がなくなった。
最近は電話会議での議論が多く、
移動する手間が無いので私もしゃべることが一段と多くなった。
一昨年の2月に社長から会長職に退いたが、
最初から、言いたいことはすべて言うというモードは全開のままなので、
口数は全く減っていない。
しかし、社長を引退したのだから、ほとんど前面に出ることはなく、
朝10時くらいに出社して、やる事を目一杯やって、なるべく早く帰る。
といっても、自ら何かをやり始めることはやめていないので、
やる事も書くこともいっぱいあるのだが、
今日の午後3時半、ふと、やる事がなくなった。
と言いながら、
一つ二つとやる事を思い出して、とりあえずやるうちに、
どんどんやる事が出てきて、またいつもの、けたたましい日になる。
ずっとこんな風で、めいっぱい仕事をして生きてきたが、
私はこんな人生で本当に良かったと思うし、幸せだったと思うが、
いつか仕事が出来なくなって、あるいはやるべき仕事が無くなって、
仕事がない生活が来たら、それはあまりに寂しくて恐怖だ。
ただの仕事中毒なのかもしれないが、
色々考えて、工夫して、頑張ったら、何かが出来ると思ったら、
それを実現したくてどうしようもなくなって、
策略したり、誰かを扇動したり、知らぬうちにスタートを切って、
いつもの仕事漬けの生活に入り込むのが、”充実”だと思うのは、
錯覚なのかもしれない。
何年後か、このブログの最終話は「今日とうとうやる事が無くなった。」だろう。
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