2020年10月20日(火曜日)
10.20.KeePer技研㈱の仕組み・その②KeePerの起源
事の初めは、今から約30年前、
谷 好通が独立して6年目のことです。
色々な事情があって、
莫大な借金をして2軒目ガソリンスタンドを建てたが、
ガソリンを売ることが出来ず、
洗車とコーティングだけで1年間食いつないで行かなければならなくなった。
しかし、普通の洗車だけでは
とても収益を上げることは出来ないので、
苦肉の策として、その頃、流行り始めていた「磨き」と「コーティング」を、
愛知から横浜まで通って、
高いお金を払って習い、
憶えた研磨+コーティングは、当時としても破格の5~7万円もして、
滅多に売れなかった。
来店客がゼロの日もざらにあって苦しかった。
苦し紛れに販促の広告に無駄なお金を使いながらも、
1軒目のガソリンスタンドの収益が良かったので、
株式会社タニは、無事になんとか、1年を食いつないだ。
1年経ったので、晴れて2軒目もガソリンの販売が出来るようになったら、
今までほとんど来なかったお客様が、
ガソリンスタンドなので山ほど来て、(それまでに比べると)
そのお客様に、今まで身に着けた車を特別にキレイにする技術、
つまり磨きとコーティングの経験を活かして収益に結びつけようとしたが、
そんな何万円もするような磨きとコーティングを買う人はいない。
少なくともガソリンを入れに来たついでの人が、買う訳がない。
そこで考えた。
それまで習い覚えた技術と知識を総動員して、
ガソリンを入れに来たお客様が、ついでに待てる時間を45分と設定して、
出せる料金も5,000円程度として、それでも、
素人のお客様が出来ないキレイさを造り出せれば買ってくれるのではないか。
そして、色々考えて、工夫して、
市中に売っている○○クリーナーとか、▽◆コーティング剤を寄せ集め、
駆使して、Qシステムなるコーティングシステムを作り出して、
ガソリンを入れに来たお客様に紹介して、いっぱい宣伝もして、
頑張って売って、
たった132坪のガソリンスタンドであるが、
その12月、洗車+コーティングQシステムで450万円を売り上げた。
これは全国のガソリンスタンドの洗車売り上げの中で2位の成績だった。
それが業界新聞に載って、一躍名前が売れ、
「聞いたこともない小さな店が突然?」と
見学の人がいっぱい来られて、
嬉しくて、そのたびにQシステムを実演して見せ、熱を入れて説明をした。
しかしそれも毎日続くと、毎回一組ずつ説明をやっているのは辛くなった。
そこで、そのシステムを「塗面改善の方向性」という特許に登録して
週に一回の「ワンデースクール」なるものを作って、
まとめて研修会のようなもので一般に公開し始めたのです。
それが現在、
全国13か所のトレーニングスクールで年間延べ5万人を研修する
KeePerスクールの最初の姿であり、KeePerの原始の姿でもあった訳です。
大昔、最初は市販のケミカルや道具の寄せ集めであったQシステムは、
新たなブランドとして「キーパー」「キーパーコーティング」とし、
ローマ字書きでは「KeePre」としました。
KeePerは、昔、KeePreだったのです。
なぜそうだったのかは、話が長くなるので説明するのはやめます。
そして、市中品の寄せ集めであったケミカルも、
最も理想に近いものを造るべく、
たまたま知り、縁があった小さな化学研究所を買い取って、
自前のKeePerケミカルとなって、独自に進化したのでした。
その後、KeePerを全国に広めようと
日本全国を飛び回っていた頃、
よく乗っていたNAL(中日本エアライン)のフォッカー50(愛称・赤鼻のポチ)
Posted パーマリンク