2021年08月22日(日曜日)
8.22.人間が人間の為に作ったはずの教えが、
私は政治的な事をとやかく言う立場にないし、言うつもりもない。
それでも、どうしてもおかしいと思うのは、
アフガニスタンのタリバンの事で、
タリバンでは、同じ人間でも女性は男性に従属するだけの存在で、
学ぶことも、働くことも、遊ぶことも許されず、
女性は単に男性の性の対象でしかなく、
それ以外は過酷に働かされる奴隷のような存在なのだそうだ。
女性であるというだけで人間としての尊厳も、
権利も何もかもを否定する。
その根拠が宗教的な教えなのだという。
そもそも思うに、あらゆる宗教とは、人間が、人間の為に造った教えです。
その人間が人間の為に作った教えが、
女性という人間の中の半分の人の尊厳を全否定すること自体が変です。
女性とは、
たとえば我が母であり、妻であり、妹であり、姉である。
その彼女らを女性であるというだけで否定する理由は全くない。
人間が人間の為に作ったはずの教えが、
なぜ人間の半分の尊厳を全否定しているのだろう。不思議で仕方ない。
だから、彼らの価値観は狂っているように見えてしまい、
だから無差別殺人の残虐なテロを実行できたのだろうか。
そんな恐ろしい価値観のテロリストが
武力で国家権力を持ってしまったのだから、
その国民の深い絶望を思うと気の毒でなりません。
しかし、私たち経営者だって、
自分の会社の社員を、金儲けの為の一道具としてしか見ず、
あくまでも社員を数としての認識でしか持てない者もいます。
それが誰であろうと、
みんなの一人一人が
この会社と仕事を支えるかけがいのない”仲間”であることを
今一度、思い返したいと思います。
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