2021年12月20日(月曜日)
12.19.上げたものを、下げるのには数十倍の理由が要る。
何かの理由があって、
ある人の役職とか、給与を上げたとしたら、
その上げた理由が無くなったからとしても、
その人の役職とか給与を元に戻すことは出来ない。下げることは出来ない。
あるいは、
その人の役職とか給与を上げた理由が、
上げた者の勘違いであったとしても、間違っていたとしても
勘違いであったり、間違っていただけだけでは、
その人の役職とか給与を元に戻す、つまり下げることは出来ない。
明確に下げるべき理由が新たになければ、下げることは出来ないのです。
上げる時には、何故?と思っても、誰も文句を言わずに受け入れるが、
下げる時には、明確に理由があり、疑いようがなかったとしても、
下げられた人は、いかに客観的な理由があっても
上げた理由の何十倍も下げる理由でもなければ、猛烈に文句を言って抗議する。
上げるのは、相手は喜ぶので、気軽にやってしまいがちだが、
気前よく、気分で上げてしまったりすると、
下げるべき時に、何十倍もの理由があったとしても大変苦労をするばかりか、
その人からの信用までも無くすことになる。
長年の経験で、うっかり上げてしまったばっかりに、
とんでもない失敗を犯してしまう苦い記憶があって、
早く下ろそうとするのだが、元のさやに戻れることは極めてまれだ。
もちろん、上げるべきは上げて当然なのだが、
大切な仲間を失いたくなければ、
うっかり上げてしまう事だけは、止めておくべきなのです。
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