谷 好通コラム

2022年01月31日(月曜日)

01.31.三月の上旬には晴れ晴れと桜の花見がしたい

さっき、毎日恒例の傷口の激痛洗浄が終わったが、

傷口の写真を撮っていた医者からショッキングなことを聞かされた。

私の目からは直接見えない場所にあるその傷口は、

私の勝手な想像では

深さ1cm✖長さ10ccmぐらいのものと勝手に想像していたのだが、

その先生の言うには「卵がすっぽり入るぐらいの大きさ」で、

手のひらをいっぱいに拡げ

「縦はくれくらいで横はくれぐらい」と15cmと5cm位を示す。

傷はキレイなので肉が盛り上がってくるでしょうが、最後の部分は、

血糖値を見ながら、傷を閉じる手術、つまり皮膚と筋肉の移植手術をします。

たぶん二月中には出来ると思います」

だそうだ。

先生は微笑み加減に淡々と説明してくれたが、

こういう話は、切られる方としては、一気に気が落ち込む。

 

私にそんなにデカい穴が開いているなんて、

その内いつか傷を見てみようと思っていたが、一気にその気が無くなった。

また、二月中に皮膚の移植手術とは気が重くなってくる。

しかも、

二月末には豆粒のような膀胱がんの内視鏡手術も予定されているが、

それとの兼ね合いが難しくなってきた。

しかしどうせなら、一気に済ませたい。

すべてを一気に済ませて、

三月の上旬には晴れ晴れと退院をしたいではないか。

晴れ晴れとした気分で、素晴らしい桜の花見がしたい。

さっきは一気に気持ちが落ち込んだが、

そう考えているうちにかえってファイトが沸いてきた。

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2022年01月31日(月曜日)

01.31..AIロボットによる戦争・殺人行為はすでに日常化しているのか

私が少年時代、アニメの元祖とも言える漫画が流行っていた。

手塚治虫の「鉄腕アトム」。

人の子供ほどの小さな体に十万馬力の原子力エンジンを持ち、

足に組み込まれたロケットで空を飛ぶ。

今のアニメではあり得ない非現実的なまでに高性能なロボットが主人公。

 

鉄腕アトムは、普段は普通の少年のように暮らしているが

次から次へと現れる悪漢どもと闘い、ことごとく勝つ。

しかし、圧倒的な力を加えて戦う相手はいつも悪漢側のロボットで、

悪漢であっても人間そのものには直接手を下して傷を負わせることはない。

ましてや殺すなんてことは絶対ない。

どんなロボットも、ロボットには、

「人を殺すなかれ。」とい不文律のプログラムが仕組まれていて、

ロボット同士が戦うことはあっても、

人間を傷つけるような行為は自律的に出来なく造られている。

鉄腕アトムを創った手塚治虫は、

「機械が機械の意志で人間を傷つけ殺すなんてことがあっていいはずがない。」

きっとそう考えていて、

ロボットが本当に出来る未来が来ても、

その時代の人間もそう考えるはずで

「人を殺すなかれ」の不文律は必ず守られるはずだと考えたのでしょう。

 

ところが、Yahoo!のニュースにこんなのが載っていた。

——————————————————————————

北アフリカ・リビアの内戦で軍用の無人小型機(ドローン)が、人間から制御されない状態で攻撃をした可能性があることが、国連の安全保障理事会の専門家パネルによる報告書で指摘されていたことが分かった。人工知能(AI)を用いて、自動的に相手を攻撃する兵器が戦場で用いられたとしたら、世界初のケースになるとみられる。

専門家パネルの報告書は、今年3月にまとめられた。報告書は、リビア暫定政権が昨年3月に軍事組織を攻撃した際、トルコ企業が開発した「自律型致死兵器システム(LAWS)」と呼ばれる無人小型機によって追尾攻撃が行われたと指摘した。このLAWSについて「操縦者とつながっていなくても、標的を攻撃するようプログラミングされていた」としており、AIが攻撃を行った可能性を示唆している。情報源や、死傷者が出たかについては記されていない。

米国の専門誌「原子力科学者会報」は5月、この報告書について「空を飛ぶ殺人ロボットが使われたかもしれない」と報道。「死者が出ていた場合、AIを用いた自律型兵器が殺害に用いられた、歴史上最初の出来事になる可能性が高い」と位置づけた。

一方、拓殖大の佐藤丙午教授(安全保障論)は「LAWSとは、指揮管制システムから攻撃、その評価までの全体を指す。その中で顔認証などで標的を定め、追跡、攻撃するという機能を規制しようというのが国際社会の流れだ。報告書によると、ドローンのような無人兵器が戦場に現れ、脅威を与えたことは事実かもしれないが、具体的な行動は書かれておらず、LAWSではなかったのでは、という印象だ」という。

ただ、佐藤氏は「小型ドローンが勝手にターゲットを認識し、追いかけて殺害する、という可能性のある兵器が戦場に出てきたという点は、LAWSへの懸念そのものの構図に当てはまる」と指摘。「兵器開発を止めることは難しくても、拡散や使用をいかに防ぐかが重要で、軍備管理・軍縮の枠組みで取り組むしか道はない」と語る。

LAWSをめぐっては、地雷など非人道的な兵器を規制する特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)の枠組みで国際的な規制が模索されてきた。「コロナ禍で2年近く止まっている議論を加速するべきだ」とした。

ニューヨーク・タイムズも原子力科学者会報の記事の筆者の見方を紹介しながらも、「報告書では、ドローンがどれだけ独立して行動し、人間がどれだけ監視・制御していたか分からない」として、評価に慎重な別の専門家の見方も紹介した。ただ、この専門家も「自律型兵器システムについては議論をすべきか? 当然だ」としている。

 

人間は堕ちる所まで堕ちて行くのだろうか?

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    代表取締役会長兼CEO

    谷 好通

    キーパーのルーツであり、父であり 男であり、少年でもある谷好通の大作、名作、迷作コラム。
    読めば読むほど元気になること間違いなし。・・・の、はず。

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